出版社内容情報
連合軍記録に見る日本陸海軍航空隊勝利の軌跡。1941年12月8日の真珠湾攻撃と時同じくして行われた日本の南方進攻作戦を連合軍側の視点で時系列式に追った名著『BLOODY SHAMBLES』の日本語版。太平洋戦争劈頭の日本快進撃を連合軍
内容説明
1941年12月8日の“真珠湾攻撃”と時を同じくして行われた日本の南方進攻作戦を連合軍側の視点で時系列式に追った名著「BLOODY SHAMBLES」の日本語版。太平洋戦争劈頭の日本の快進撃を連合軍の目で語る迫真のドキュメント。連合軍記録に見る日本陸海軍航空隊勝利の軌跡。
目次
第1章 神秘の東洋と戦争の流れ
第2章 マレー、第一撃
第3章 災難につぐ災難
第4章 北部マレー喪失
第5章 フィリピンの戦い
第6章 蘭印、インド諸島の揺動
第7章 ビルマ最初の攻撃
第8章 シンガポール防衛
第9章 シンガポール陥落
著者等紹介
伊沢保穂[イザワヤスオ]
1943年、東京生まれ。1970年、東京大学医学部卒業。1986年、東京、三鷹に眼科医院を開業、現在に至る
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感想・レビュー
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roatsu
18
原題を訳せば血みどろの混迷だろうか。昭和16年12月8日の布哇沖海戦と共に、蘭印油田制圧を目指し東南アジアで開始された日本陸海軍の馬来、新嘉坡、緬甸、比島、蘭印への進攻戦とそのカギを握った航空作戦の実相を敵側の英米蘭将兵の記録と証言をもとに時系列で詳らかにした労作。第25軍山下中将への降伏で新嘉坡が陥落する17年2月15日までの我が陸鷲海鷲の猛攻と邀撃した連合軍の奮戦を描く。内地では提灯行列で勝った勝ったと我が世の春を謳歌した時期だが、この時期の戦争でなぜ日本軍が勝てたのか、連合軍が敗れたのかを神話や妄想2020/01/01