オスプレイ・ミリタリー・シリーズ<br> 第二次大戦のドイツ夜間戦闘機エース

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オスプレイ・ミリタリー・シリーズ
第二次大戦のドイツ夜間戦闘機エース

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  • サイズ B5判/ページ数 99p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784499227650
  • NDC分類 391.28
  • Cコード C0076

内容説明

ドイツ夜間戦闘機戦力は第二次世界大戦の大半の期間を通じて連合軍航空機、とりわけ英空軍爆撃機に対する確固たる攻撃手段であった。夜間戦闘に関わった多くのクルーの存在自体が、空襲を受け続けるドイツ空軍の苦境を意味するものであったが、ドイツ空軍の他の分科と同様に、夜間戦闘機戦力においても熟練パイロットが生まれた。夜間戦闘の初期、ドイツ夜間部隊はサーチライトや月明かりを頼りの戦闘を行っていたが、のちにレーダー迎撃システムを構築し、地上レーダー網から誘導を受けて邀撃に上った。さらに機上レーダーが開発されてBf110、Ju88などに搭載されると、英国はその妨害手段を採り、電子戦の様相を呈していった。しかし、ドイツ夜戦部隊はいささかもひるまず任務を遂行、消耗し疲弊し、ついには命脈が尽きるまで戦った。本書はドイツ領内に侵入する夜間爆撃機を迎撃して大きな損害を与え、本土防空に奮闘した夜間戦闘機戦力の作戦・戦闘技術の用法と、多くの優れたクルーの戦績をまとめ、元夜戦エースたちの証言を交えながら紹介するものである。

目次

1章 攻撃手段は光芒と機銃
2章 侵入者たち
3章 電波の目
4章 分水嶺ハンブルク
5章 「ヴィルデ・ザウ」とシュレーゲ・ムジーク
6章 敢闘の終焉
7章 夜間戦闘機の運用

著者等紹介

スカッツ,ジェリー[スカッツ,ジェリー][Scutts,Jerry]
1960年代末から軍用機に関する執筆活動を始める。第二次大戦の米陸軍航空隊とドイツ空軍が専門だが、ほかにも第二次大戦の米海軍水上機からヴェトナム戦争のファントム戦闘機まで、幅広いテーマで40冊以上の著作がある

渡辺洋二[ワタナベヨウジ]
1950年愛知県名古屋市生まれ。立教大学文学部卒業。雑誌編集者を経て、現在は航空史の研究・調査と執筆に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

零水亭

27
敗れはしたものの、敵の英爆撃機の進行方向などの状況をリアルタイムに表示し、夜間戦闘機隊を無駄なく対応させたドイツの「戦闘オペラハウス」の概念は大したものと思います。 一方、80年後の日本のコロナ対応はどうでしょうか?各病院がバラバラに動いていてはどうしようもないかと。①(大阪の十三市民病院のように)既存の病院を大規模なコロナ専門病院に改装する(専門病院の医療従事者のお給料を増やす)、②コロナ対応、非対応の病院をキッチリ分ける(後者にしてもPCR出来るように国が無償で検査一式を提供)…色々工夫出来るのでは?2021/08/14

Schräge Musik

5
本書は、1939年から1945年のドイツ空軍夜戦部隊エースパイロットやクルー、司令官の解説をメインに、組織編成や兵器・装備の転換などが、貴重な写真資料付きで纏められた書籍である。 夜間戦闘機隊の父ともいえる、ウォルフガング・ファルク大佐とヴェルナーシュトライプ大佐の紹介から始まり、駆逐航空団から転属し夜間戦闘に従事した、シュトリューニングやヤープス。 レント、シュナウファーと言った夜戦トップエースたち、貴公子で名高いザイン=ヴィトゲンシュタインなどを筆頭とした様々な夜戦パイロットたちが取り上げられている。2015/02/26

零水亭

2
愛蔵しています。ドイツ夜間戦闘機の搭乗員の体験談は夜間当直業務の時の「心弱きときの活性の糧」です。 このシリーズは文林堂の世界の傑作機シリーズ同様、写真が見やすい上に薄めなので、コレクションし易く、鞄に入れ易いという利点もあります。ただ、もうちょい安いとありがたい、結婚してからは手が出しにくくなってしまいました。

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