出版社内容情報
ソ連のT-34中戦車は、1941年6月のドイツのソ連侵攻で初めて実践に投入された。火力と装甲防御、走行性能を見事に兼ね備えたその姿はドイツ軍に衝撃を与え、対戦車兵器の早急な改善のみならず、ティーガーやパンターなどの開発をも促すことになる。しかし、T-34革命的な傑作戦車と呼ばれるまでの道のりは決して平坦なものではなかった。本書はT-34中戦車シリーズから、76.2mm砲を搭載したT-34/76をとりあげ、肅清の嵐が吹き荒れる中での設計開発、バルバロッサ作戦のおけるソ連側から見たT-34実情と敵ドイツ兵の証言、ソ連各地の工場で製造されたバリエーションの数々、構造とメカニズムを紹介。さらにT-34/85やスターリン重戦車が登場するまで、ティーガー戦車を撃破できる唯一の戦闘車両だったSU-85を始めとする、派生型についても解説する。
内容説明
ソ連のT‐34中戦車は、1941年6月のドイツのソ連侵攻で初めて実戦に投入された。火力と装甲防御、走行性能を見事に兼ね備えたその姿はドイツ軍に衝撃を与え、対戦車兵器の早急な改善のみならず、ティーガーやパンターなどの開発をも促すことになる。しかし、T‐34が革命的な傑作戦車と呼ばれるまでの道のりは、決して平坦なものではなかった。本書はT‐34中戦車シリーズから、76.2mm砲を搭載したT‐34/76を取り上げ、粛清の嵐が吹き荒れるなかでの設計開発、バルバロッサ作戦におけるソ連側から見たT‐34の実状と敵ドイツ兵の証言、ソ連各地の工場で製造されたバリエーションの数々、構造とメカニズムを紹介。さらに、T‐34/85やスターリン重戦車が登場するまで、ティーガー戦車を撃破できる唯一の戦闘車両だったSU‐85をはじめとする、派生型についても解説する。
目次
設計と開発
部隊配備と戦歴
T‐34の内部構造
派生型