出版社内容情報
第二次大戦中に在籍した全世界の駆逐艦を収録。その設計概要から戦時中の変移、活動状況を網羅してしいます。本書のような腰の据わった辞典型刊行物は日本では頬を見ません。内容的には未公開の記述・資料も多く、充実度も高いものになっていますが、ボリュームとしては総ざらえ的なので比較的取っつきやすいといえるでしよう。各項はデザイン、変遷、戦歴の三部構成で非常に読みやすくなっているのも特徴です。モデラーだけでなく艦船研究家にもオススメの一冊となっています。
内容説明
大海原を駆け巡った世界の猟犬たち。第二次対戦型駆逐艦のすべて。第二次大戦中に在籍した全世界の駆逐艦を収録。その設計概要から戦時中の変移、活動状況を網羅。各項はデザイン、変遷、戦歴の三部構成で非常に読みやすく、世界的にも当分望めない重厚な一冊。
目次
アルゼンチン
オーストラリア
ブラジル
カナダ
チリ
コロンビア
デンマーク
フランス
ドイツ
イギリス〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
零水亭
3
大学生の頃、書店で見つけ、社会人になって初任給で購入しました。
印度 洋一郎
1
第二次大戦時、世界各国に在籍していた駆逐艦を網羅した労作。それなりの規模の海軍でないと保有、運用は出来ないが、戦艦や空母に比べれば遙かに運用し易い、という軍艦のワークホース駆逐艦に着目したことで、普通の海軍を扱う本ではまず見かけたことのない、ペルー海軍やコロンビア海軍の事まで出てくる。同時に各国が第二次大戦に至るまでの駆逐艦取得の経緯も解説されており、これがそのまま紹介される事の少ない中小国海軍の20世紀前半小史になっているのも興味深い。ポーランドやポルトガルが戦艦を含む海軍拡張計画を持っていたのだ。2024/06/02
える子
0
数年越しに読了。 通しで読んだら各国の駆逐艦の構造や兵装特徴にについて詳しくなったが、もう二度と通しでは読みたくない本だと思った。2022/09/14