出版社内容情報
現役のドイツ連邦軍戦車部隊将校である著者が、資料の収集に12年を費やして著した大作。ティーガーを装備していた重戦車大隊の誕生から滅亡にいたる戦歴を、700枚以上の戦場写真、カラー図版、そして当時の戦闘日記から抜粋した記録を駆使して再現している。
内容説明
1942年8月、60トン近い重さの虎がスチールで作られた。息詰まるほど熱く油臭い排気を噴出しながら虎は戦場に乗り出し、その無敵の火力と防御力で対する者すべてを戦慄させた。しかし、弔いの鐘のように轟わたる虎の爪、8.8ミリ砲の硬い砲声はもはや聞こえない。第二次大戦中、最強の戦車として、その暴威をほしいままにした虎重戦車。現役のドイツ戦車部隊将校である著者は資料の収集に12年を費やし、この伝説的な「無敵の虎」を装備していた重戦車大隊の誕生から滅亡に至る劇的な戦歴を、700枚以上もの戦場写真と、カラー図版、そして当時の戦闘日誌から抜粋した記録を駆使して、各大隊所属各戦車の型式や、塗装、砲塔番号にいたるまでを可能な限り克明かつ完璧に再現した。
目次
1 各重戦車大隊のカモフラージュとマーキング図版
2 各重戦車大隊の日誌と編成・写真