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内容説明
てんかん専門医、精神科医はもちろん、非専門医にも役立つPNES講義、ここに開講!自分のなかの陰性感情は大丈夫なのか。PNESの診療ではそれが問われます。
目次
1限目 PNESとは何か(PNESとはどのような病気か;クレッチマー型から考える;PNESの疫学について整理しよう;診療の問題点を考える;心因性非てんかん発作(PNES)はどのような病気なのか)
2限目 PNESの診断(ガイドラインについて;PNESを疑う病歴はどのようなものか;てんかんとPNESを鑑別する―発作の症候学;長時間ビデオ脳波について;PNESの診療で問われること;PNESの診断)
3限目 PNESの治療:環境調整(「満ち足りた無関心」;心理的なアセスメント;診断告知のポイント;救急時の対応のポイント;環境調整について;PNESの治療:環境調整)
4限目 PNESの治療:精神療法(PNESに対する認知行動療法(CBT)
病理が重い人への支援・介入
PNESの臨床を広げるために
PNESの治療のゴールとは
PNESの治療:精神療法)
著者等紹介
谷口豪[タニグチゴウ]
国立精神・神経医療研究センター病院
兼本浩祐[カネモトコウスケ]
愛知医科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソーシャ
1
NCNPの谷口先生がてんかん診療の大家の兼本先生がPNES診療について対談したものをまとめた1冊。PNESの概念、診断、環境調整、精神療法の4つの章で構成されていて、てんかん専門医と非専門医の間での診療科間連携のあり方など実務面での悩みについても考え方を提示してくれているのがありがたいです。子どものPNESの精神療法について「あなたの暮らしている家族以外にも世界があるということを知らしめることに意味がある」という兼本先生の指摘は至言だと思いました。読むとちょっとふにゃふにゃしたくなってくる本です。2023/12/10
どっち
0
難解かと覚悟して図書館で借りました。思いの他読みやすかったです。PNESは本人の受け止めが必要で、それにはゆっくりとした寄り添いが必要。心因はわからないかもしれないけど、それを一緒に考える、と理解しました。次は認知行動療法について知って行きたい。2024/10/23