新公衆衛生記憶術

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新公衆衛生記憶術

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784498071025

出版社内容情報

《内容》 改訂にあたって  昭和60年7月1日に内科記憶術を世に問うて以来8年が経過した.この企画は幸いにして読者諸氏に受け入れられ,以後,記憶術シリーズは産婦人科・外科・小児科・公衆衛生・内科系副教科・外科系副教科と続刊しそれぞれに好評を博した.しかしその後の医学の進歩は目覚ましいものがあり,改訂の必要性は日増しに高まりつつあった.折りも折り,64年度より国家試験の出題傾向が変更されることとなり,記憶術シリーズもこれをよい機会として内容を全面的に改め新傾向に対処したものとした.  試験の傾向がどのように変わろうとも医学の基本は地道な記憶である.医学は理論科学ではなく経験科学であり,考えることよりも知っていることのほうがはるかに重要なことは論を持たない.もちろん意味のない記憶のための記憶は排除されねばならないが,医学の基本はあくまでも「正しい知識」なのである.その意味で,本書の医学教育における役割は今やますます確固たるものとなろう.記憶のメカニズムにおいて無意味語の有意味化・視覚を含めた複数の記憶ルートの確立は,記憶の正確かつ長時間の保持を容易ならしめることは周知の事実である.どうか本書を活用して膨大なる医学知識をスマートに頭に炒れて頂きたい.そして将来は読者自身が自らの学問領域における自らの記憶術を考案してくだされば望外の幸せというものである. 平成5年6月 TW教育研究会 記憶術シリーズ刊行にあたって  学問には大きく分けて2つの型がある.理論優先型と事実優先型である.前者の代表は数字であり,理論に基いて整然と結果は導かれる.医学は明らかに後者の事実優先型であり,理論はあとまわし,場合によっては無くとも許されるのである.そして,事実優先型の学問の特徴は,試験となったときは「知らなくては出来ない」つまり考えても理論優先型の様に答えは出て来ないという点にある.此処に丸暗記の必然が生じて来る訳である.  そもそも丸暗記は不確実かつ記憶の保持が難しく,幾多の工夫がそれに対して為されて来たが,その多くは意味のない物を無理矢理意味付けする「こじつけ」「語呂合わせ」の類であり,それは確かに有効で古今東西人類の智慧として受け継がれている.  医師国家試験,専門医試験等医学試験は膨大な記憶量を要求しており,医学の進歩に伴ってこれらは更に増加してゆく.こうなれば単なる丸暗記では限界で,記憶の工夫が必要となってくるのは自明の理であるが,いかんせん出版されている書物は総てが事実の記載が目的たる学問書であり,決して記憶の便をはかったものではない.せいぜい「まとめ」と称して記憶優先順位を示すくらいのものである.  医学知識を語呂合わせ等を使って記憶して悪かろうはずはない.凡そ医学を志す者に知識は有れば有る程よいのだし,その手段は何であろうと問題はない.学校教育で「ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ」「フジサンロクオームナク」等にお世話にならなかった人はいない筈であり,歴史の年代等も各種の記憶法に頼った筈である.  本書は記憶の立場から医学にアプローチするという新しい手法で書かれており,如何にして記憶しやすくするかという点を徹底的に追求したものである.記憶の便の為に学問的見地からはやや強引な割り切り方をした部分もあるが,大半はすんなりと受け入れてくださるものと信ずる.又,本書はいわゆる教科書とは全く別のものであるから,単独でなく併用して効果の上がるものである.制作にあたっては米国の著名なテキスト等にも英語の語呂合わせは記載されてあるが,言語が違う以上,そして日本には本書に類するものがない為まったくのゼロからスタートせねばならなかった.本書が読者諸氏の医学知識習得に少しでも役立てれば苦労も報われようというものである.是非御活用をお願いする. 1985年6月 TW教育研究会    《目次》 目次 総論  1.ジュネーブ宣言とヘルシンキ宣言の内容は?  2.Informed consentにおいて医師の役目は?  3.第1次・第2次・第3次予防とは?  4.健康診断は第何次?予防接種は第何次?  5.6.スクリーニングテストにおける敏感度と得異度の定義は? 疫学・統計・情報管理  1.因果関係を結論づける条件をいくつか挙げられるか?  2.未知の伝染病が発生した際に公衆衛生学にまずなすべきことは?  3.罹患率と有病率との違いは?  4.人年法とは?  5.人口ピラミッドの星型とひょうたん型は何を意味する?  6.従属人口指数とは?  7.再生産年齢は何歳から何歳まで?  8.粗・総・純の再生産率の定義は?  9.死産率と死産比の違いは?  10.死因の統計に用いられる病名は?  11.訂正死亡率とは?  12.PMIは何歳以上の死亡の割合か?  13.PMIに人口のデータは必要か?  14.15.case-control studyとcohort studyにおいて何がわかるか?  16.17.経費と時間がかかるのはどっち?prospective studyはどっち?  18.受療率の高い疾患を2つあげよ  19.国民医療費の最大支出項目は? 20.国民医療費はGNPの何%か?  21.開業は届け出制か許可制か?  22.病院開業に関しては規制はあるか?  23.国民健康調査と患者調査の情報源の違いは? 地域保健  1.日本脳炎の感染経路は? 2.A型肝炎の感染経路は?  3.食物流行と水系流行で重症になる傾向にあるのはどっち?  4.急性灰白髄炎の患者発生数は? 5.百日咳の患者発生数は?  6.つつが虫病の患者発生数は?  7.蟯虫の感染経路は? 8.検査は?  9.有鉤条虫と無鉤条虫の感染源の違いは?  10.男女の悪性新生物死亡の第1位は?  11.国際的に見て日本人に多い癌を3種類あげよ  12.脳梗塞と脳出血はどちらが多いか  13.死産率が最小な時期は?  14.妊産婦死亡の定義は? 15.妊産婦死亡の第1原因は?  16.妊産婦死亡率は国際的にいかなる地位にあるか?  17.周産期死亡率は都道府県によって差があるか?  18.TORCH症候群をひきおこす感染症は?  19.先天性代謝異状のマススクリーニングで発見される疾患のベスト3は?  20.21.結核の罹患率は年齢とともにどうなるか?率が最低な時期は?  22.激しい肉体労働は脳卒中の何か?  23.HDLコレステロールは心臓に良いか悪いか?  24.ビールスと芽胞に無効な消毒薬の目印は? 25.万能消毒薬の目印は?  26.定期予防注射の責任は?  27.定期予防注射の対象疾患は?  28.水痘はいつ登校可? 29.風疹は?  30.流行性角結膜炎はいつ登校可? 31.咽頭結膜炎とインフルエンザは?  32.就学時健康診断と学校健康診断の違いは?  33.学校健康診断にて多い疾病は?  34.学校教職員の健康管理は?  35.老人に占める痴呆の割合は?  36.老人健康法の対象年齢は?  37.精神病院の入院患者で最も多い疾病は?  38.精神科デイケア・ナイトケアは基本的に入院か?通院か?  39.精神病院の入院の種類を4つあげよ  40.精神衛生センターと保健所の関係は?  41.人口妊娠中絶の基準週数は? 42.中絶と優生手術は誰に届け出る?  43.人工妊娠中絶の最多の理由は? 生活環境衛生  1.食中毒の届け出は何法による?  2.潜伏期はサルモネラとブドウ球菌でどちらが長い?  3.食中毒対策で食前加熱が無効なもの2つは?  4.食中毒の最多原因食品は?  5.井戸水の汚染では何菌を考える?  6.細菌性食中毒における毒素型2つは?  7.ボツリヌス菌食中毒の致命率は?  8.細菌性食中毒の治療における第1優先は?  9.アフラトキシンが見つかったことで有名な食品は?  10.1人1日当たりの食品摂取量は? 11.皮下脂肪厚で何を評価する?  12.穀類カロリー比は? 13.動物性と植物性の摂取の比は?  14.15.阿賀野川・神通川に発生した公害病とその原因物質は?  16.土呂久地方において発生した公害病の原因物質は?  17.水質基準で検出されてはならないもの4つは?  18.塩素と飲料水の関係は?  19.MILLS-REINCKE現象とは?  20.CODとBODではどちらが速いか? 21.BODは何ppm以下が許容値?  22.DOは何の指標? 23.DOの減少条件は?  24.大気汚染による呼吸器疾患は何性?  25.肺癌は公害健康被害補償法の対象か?  26.気温の逆転層が発生しやすい時間帯は?  27.光化学スモッグ(オキシダント)が発生しやすい条件は?  28.光化学オキシダントの一次汚染物質は? 29.二次汚染物質は?  30.タバコの煙に一酸化炭素は含まれているか?  31.地球温暖化と二酸化炭素の関係は?  32.不快指数の算出と気流の関係は? 33.カタ寒暖計は何を測定する?  34.カタ寒暖計による測定での注意は? 35.黒球温度計は何を測定する?  36.照度基準は何ルクス程度?  37.照度の均斉度は大きい方がいい?小さい方がいい?  38.医療被曝は業務被曝に加算されるか? 産業保健  1.biological monitoringとは?  2.量・影響関係と量・反応関係の相違は?  3.クロムによる障害は? 4.三酸化砒素による障害は?  5.ベリリウムによる障害は? 6.塩化ビニール・モノマーによる障害は?  7.アスベストによる障害は?  8.ベンチジンによる障害は? 9.β-ナフチルアミソによる障害は?  10.一酸化炭素による障害は? 11.鉛による障害は?  12.二硫化炭素による障害は? 13.マンガンによる障害は?  14.ニトログリコールによる障害は?  15.鉛暴露の尿所見は? 16.カドミウム暴露の尿所見は?  17.トルエン暴露の尿所見は? 18.キシレン暴露の尿所見は?  19.ベンゼン暴露の尿所見は? 20.ベンゼンによる障害は?  21.ニトロベンゼンの血液所見は? 22.有機リンの血液所見は?  23.HUNTER-RUSSELL症候群とは?  24.電気性眼炎は何によっておこる?  25.騒音性難聴において聴力低下のおこる周波数は?  26.窒素酔いと減圧症の違いは? 衛生行政・社会保障  1.医師の守秘義務は何法による?  2.医師の技術・治療方法・経歴・学位などを広告していいか?  3.診療録(カルテ)の保存期間と最低限は?  4.医師の応召義務とは?  5.異状死産児は何ヵ月以上のものが届け出対象になるか?  6.異状死体の届け出と死亡に立ち合わない診断書交付の限度時間は?  7.異状死体の届け出先は?  8.脳死における脳幹機能は?  9.麻薬中毒患者の届け出先は? 10.麻薬の処方は医師なら可能か?  11.麻薬中毒患者の治療を目的に麻薬を使用してよいか?  12.処方せんの交付は絶対に必要か?  13.法定伝染病と指定伝染病をあげよ  14.結核の届け出は何日以内?  15.らいの届け出は何日以内?  16.優生保護法指定医は誰が決める?  17.優生保護法指定医しかしてはならない業務は?  18.人工妊娠中絶数と出生数ではどちらが多いか?  19.予防接種に必要な間隔は?痙攣の既往があれば?  20.保健所で衛生試験や検査を実施するか?  21.保健所で性病治療を実施するか?  22.養護老人ホームと特別養護老人ホームの違いは?