放射線治療マニュアル

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放射線治療マニュアル

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  • サイズ A5判/ページ数 570p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784498065086
  • NDC分類 494.5

出版社内容情報

《内容》 今日の放射線治療のスタンダードを図を多用して解説し,容易に治療計画が行えるようにしたマニュアルである. 簡潔且つ明瞭な記載につとめ,文献は実際の診療に役立つものに厳選した.癌に加えて適応となる良性疾患につぃても詳述している. 臨床の第一線で活躍中の放射線腫瘍医,臨床に造詣の深い医学物理学士,放射線生物学者の執筆による,この領域の決定版. まえがき  日本人の死亡原因の30%を占める癌は,今後さらに増加すると予測されており,癌克服は21世紀における国民的課題の一つといえる.  癌治療の三本柱の一つである放射線療法は近年大きく進歩し,高齢者癌の急増,QOLを重視した治療法への社会的関心の高まりと相まって,癌治療において大きな役割を担うものと思われる.  癌放射線治療マニュアルは,日常診療に直接役立つ書籍として企画された.本書に従えば,経験の比較的浅い医師でも現在の標準治療をほぼ問題なく行えることを目標としている.  そのため,評価の定まっていない治療法については簡単に記載するにとどめる一方,標準的な治療法については図を多用して容易に治療計画が行えるようにした.また,簡潔且つ明瞭な記載につとめ,文献は実際の診療に役立つものに厳選した.さらに,癌に加えて適応となる良性疾患についても詳述した.  これらの目標を実現すべく,執筆者には,臨床の第一線で活躍中の放射線腫瘍医,あるいは臨床に造詣の深い医学物理学士,放射線生物学者をお願いした.快くお引き受けいただき目的とする本書が刊行できることになったことを深謝申し上げる.  本書が放射線治療に関係する医師,診療放射線技師の手元あるいは診療の現場に置かれ,日常診療に役立つことを念じてやまない.    2001年3月    平岡真寛    笹井啓資    井上俊彦     《目次》 目 次 総論 1.放射線療法の概説   1.放射線療法の特徴   2.放射線治療の目的   3.集学的治療の中の放射線治療 2.治療計画の手順   1.はじめに   2.放射線治療計画の実際   3.放射線治療計画システムの構築   4.今後の放射線治療 3.治療装置・治療計画装置   1.外部放射線治療装置と関連機器   2.小線源治療機器   3.治療計画装置 4.固定具等の周辺機器   1.固定具   2.照射野設定のための周辺機器・用具   3.線量分布に変化を付ける用具 5.三次元放射線治療計画(IMRTを含む)   1.はじめに   2.三次元放射線治療計画とは   3.三次元放射線治療計画の流れ   4.三次元放射線治療計画画像   5.三次元放射線治療計画の実際   6.intensity modulated radiation therapy(IMRT)強度変調放射線治療   7.三次元放射線治療の今後   8.おわりに 6.定位放射線照射   1.定位放射線照射とは   2.適 応   3.線量と体積と分割   4.頭蓋内病変の治療成績   5.体幹部病変の治療成績 7.小線源治療   1.はじめに   2.放射性同位元素と小線源の定義   3.放射線治療に使われる放射性同位元素   4.小線源治療の方法による分類   5.線量率による分類   6.永久刺入と一時刺入   7.マンチェスター法とパリ法   8.ICRU Report 58による組織内照射の線量と容積の定義 8.放射線治療のQA   1.放射線治療のQC・QA   2.外部放射線治療の物理学的QA   3.小線源治療のQA   4.臨床的QA 9.臨床に必要な放射線生物学   1.放射線による細胞死の機構   2.放射線による細胞死   3.放射線の組織への効果   4.哺乳動物細胞の線量生存率曲線   5.線量生存率曲線のLQ(linear quadratic)モデル   6.放射線損傷の回復   7.分割照射における細胞生存率曲線   8.酸素効果   9.分割照射と酸素効果   10.細胞周期と放射線感受性   11.線量率と放射線感受性(線量率効果)   12.線エネルギー付与(LET=keV/μm)と生物効果   13.腫瘍制御確率   14.治療可能比: therapeutic gain factor 10.線量分割法と照射期間   1.はじめに   2.LQ(linear quadratic)モデル   3.急性反応の線量時間関係   4.晩期障害の線量時間関係   5.腫瘍制御の線量時間関係   6.照射期間   7.多分割照射の分類   8.多分割照射の臨床成績   9.まとめ 11.術中照射   1.術中照射の特徴   2.術中照射の方法   3.各疾患に対する術中照射   4.まとめ 12.放射線化学療法   1.放射線化学療法の目的   2.放射線化学療法の基礎   3.放射線化学療法の内容   4.放射線化学療法と化学療法のタイミング   5.放射線化学療法の臨床試験   6.要 約 13.温熱療法   1.はじめに   2.温熱療法の歴史   3.温熱療法の生物学的根拠   4.温熱による放射線の増感比(TER)と治療効果比(TGF)   5.加温療法   6.温度の測定と新しい測温技術   7.臨床治療成績   8.温熱療法の副作用   9.温熱療法の問題点と将来展望 各論 1.中枢神経系   1.放射線治療の役割   2.脳腫瘍に対する放射線治療の特殊性   3.病理分類と頻度   4.進展様式   5.放射線治療の実際   6.脳腫瘍の放射線治療:各論   7.局所大線量照射に伴う放射線脳壊死と広範囲照射に伴う神経機能障害   8.まとめ 2.上咽頭   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.治療合併症とその対策 3.中咽頭   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法,照射線量   5.治療合併症とその対応 4.舌   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.治療合併症とその対応 5.口腔   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.治療合併症とその対応 6.口唇   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法と照射線量   5.治療合併症とその対応 7.下咽頭   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.治療合併症とその対応 8.喉頭   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.治療合併症とその対応 9.副鼻腔   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.放射線治療に伴う合併症と対応   7.その他 10.外耳   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.治療合併症とその対応 11.耳下腺   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.放射線治療に伴う合併症と対策   7.その他 12.眼科領域   1.はじめに   2.眼球内腫瘍   3.悪性リンパ腫   4.眼瞼腫瘍 13.甲状腺   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.放射線治療に伴う合併症と対策   7.その他 14.肺   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.密封小線源治療   7.放射線治療に伴う合併症と対策 15.食道   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.Brachytherapy   7.治療合併症とその対応 16.乳腺   1.放射線治療の役割   2.他の治療法との組合わせと適応   3.放射線治療に必要な解剖   4.治療計画 17.膵臓   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖・病理   3.治療計画   4.照射法   5.照射線量   6.術中照射   7.放射線治療に伴う合併症と対策   8.治療効果の判定 18.胆管・胆嚢   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法と線量   5.放射線治療に伴う合併症と対策   6.放射線治療との併用療法 19.肝臓   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.放射線治療に伴う合併症と対策   7.治療効果の判定 20.結腸,直腸   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.放射線治療に伴う合併症と対策   7.治療効果の判定 21.肛門   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.放射線治療計画 22.膀胱   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.放射線治療に伴う合併症と対策   5.その他の放射線治療法   6.治療効果の判定 23.前立腺   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.放射線治療に伴う合併症と対策   7.治療効果の判定 24.陰茎   1.放射線治療の役割   2.解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.治療合併症 25.精巣   1.放射線治療の役割   2.解剖   3.治療計画   4.照射方法および線量   5.放射線治療に伴う合併症と対策 26.子宮頸癌   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.小線源治療   7.治療合併症とその対策 27.子宮体癌   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.腔内照射   7.治療合併症とその対策 28.膣   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.小線源治療   7.治療合併症とその対策 29.卵巣   1.疫学と特徴   2.放射線治療の役割   3.照射方法   4.全腹照射の副作用と対処法 30.骨・軟部腫瘍   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.組織型別の各論   7.その他の治療法   8.治療合併症とその対策 31.悪性リンパ腫   1.はじめに   2.放射線治療の役割,他の治療法との組み合わせ   3.放射線治療に必要な解剖(局所解剖+リンパ節の図譜)areaとregion   4.放射線治療計画・照射方法   5.照射線量   6.治療による有害反応とその対策   7.その他 32.骨髄腫   1.骨髄腫とは   2.多発性骨髄腫   3.孤立性形質細胞腫:骨孤立性形質細胞腫と髄外性形質細胞腫 33.小児   1.白血病   2.悪性リンパ腫   3.ウイルムス腫瘍   4.神経芽腫   5.横紋筋肉腫   6.Kasabach-Meritt症候群 34.全身照射   1.全身照射とは   2.TBIの実際   3.治療成績   4.合併症   5.照射レジメンと非照射レジメンの比較 35.対症照射   1.対症照射とは   2.対症的治療--肺癌の場合   3.骨転移に対する対症照射   4.脳転移に対する対症照射   5.最後に 36.緊急照射   1.転移性脊髄圧迫   2.上大静脈(SVC)症候群 37.バセドウ病眼症(グレーヴス眼症 Grave's ophthalmopathy)   1.放射線治療の役割   2.放射線治療に必要な解剖   3.治療計画   4.照射方法   5.照射線量   6.治療合併症 38.ケロイド   1.放射線治療の役割   2.照射方法   3.放射線治療に伴う合併症   4.経過観察と再発 39.翼状片   1.翼状片と治療方針   2.90Sr眼科アプリケータ   3.照射線量と再発率   4.治療合併症   5.他の治療法と再発率 索引