目次
なぜ今、医学部なのか
医者は実は頭がよくない?
能力は努力なしでは劣化する
英語力のない日本の医学生
日本人は英語が苦手、の誤謬
なぜ医学生は英語を学ばないのか
外的動機付けがなくても
効率と非効率
なぜ日本人は勉強熱心ではないのか
『学問のすすめ』はアンチ学問的〔ほか〕
著者等紹介
岩田健太郎[イワタケンタロウ]
神戸大学大学院医学研究科感染症内科教授。1971年島根県生まれ。1997年島根医科大学(現・島根大学)卒業、沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院、同市ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニックを経て2004年より千葉県の亀田総合病院の総合診療・感染症科部長などを歴任、2008年より現職。2017年より感染症総合誌『J‐IDEO』編集主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akira
33
朝から晩まで新型コロナのテレビばっかり見てると、流石に専門家には成れないが、どの専門家が良いのか悪いのかの区別は付くようになった(気がする)。がしかし。この岩田先生だけはなんか掴めなかった。ので、本取り寄せて読んでみた。で、なんとなくわかった(気がする)2020/03/31
いち
6
この本を読んで学びへの姿勢が変わった。これまでは、理解できないことを分からないままにしていたが、それは面倒くさがって理解しようとしてこなかっただけだと気づかされた。学びを目的と捉えることでより充実した人生が送れるだろう。2018/05/01
犬吉
3
この歳になると、著書の言いたいことがいたく身に沁みる。「勉強できる」ということはとても幸せななことだと思います。2018/06/18
A
2
学歴などの過去の栄光や歴史に拘泥するのではなく、「いまここ」のパフォーマンスや能力のみを人の価値の査定基準にすること。そうすることで、人は自分の価値の維持・向上のために一生勉強する必要が出てくる。そしてその勉強も、新書などの入門書やアンチョコ本でわかったつもりになるのではなく、ちゃんとした教科書を読むことで、本当の意味でわかるということが重要なのだという。自分も新書ばかり読んでないで、そろそろちゃんとした教科書にも挑戦すべきなのかも。2018/01/01
てぬてぬ
1
いわけんの本。読者としては主に医学生・医者が想定されている。『病気が見える』や『イヤーノート』はアンチョコ本だから構造的に誤診を生みやすいそう(笑)。必要以上に過激な物言いがあまり好きではなかったけど、子供好きそうだし、哲学勉強して中二病っぽい言葉のチョイスとか、親近感がわいた。なんかちゃんとしてた。あとがきで「本書にオリジナリティーは皆無である」と述べているが実際その通りで、その知識を実行に移すためのモチベーションをくれるという意味で良い本だった。2018/06/18
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- 和書
- 死者の島 ハヤカワ文庫