出版社内容情報
《内容》 序文 外科医の最大の関心は,対象となる病変に対していかにしたら的確な手術を行うことができるかということである.的確な手術を行うためには術前にできるだけ精密に病態を把握しておくことが必要であり,そこにはあらゆる診断法が駆使される.消化器疾患においてはX線検査,CT, echoなどとともに内視鏡検査は不可欠である.とくに内視鏡はリアルな肉眼像として観察されるので,手術野の直視になれている外科医にとってはより身近かなものということができる.また外科医は開腹術にあたって消化管の外側からの視診と触診にたよるだけで直接病変を観察することができない.したがって消化管に内側から観察できる内視鏡は外科医にとっても切実に求められるものなのである. われわれはこのような要望から長い間内視鏡に関心をもちまたその発展にかかわってきたが,最近の内視鏡機器の進歩による診断精度の向上はすでにX線診断の域を超えており,その信頼性を買って消化器系外科手術の前には必ず内視鏡検査を行うようになった.とくに最近は電子スコープが発達したために自分が内視鏡を操作しなくとも容易に病変を観察できるし,また録画しておけばあとからでもみられるのでその利用価値は極めて大きい. 現在消化器外科において外科医が内視鏡検査を行うことは常識であり,外科医の多くが内視鏡の技術を身につけている.また外科系内視鏡医と言われ,内視鏡のトップクラスにいる人も少くない.ところがこれらの人たちがどのようにしてその技術を身につけたのか考えてみると,組織的なコースに沿って内視鏡教育を受けたという人は必ずしも多くないことに気がつく.それは外科の施設で日本消化器内視鏡学会の指導施設になっているところは内科と比較すると少ないし,また内視鏡学会への発表も多いとはいえず,内視鏡について臨床,教育および研究面で完備している外科の施設は少いと思われるからである.また消化器外科における内視鏡は多少特殊な面があるが,従来これについて書かれたものはなくまた強調されたこともないので,夫々ある程度は自己流に外科的な内視鏡を案出して手術に結びつけてきたように思われる.内視鏡の第一線にある外科系内視鏡医がこの間何をしていたかというと,わが国においては消化器内視鏡発展の初期において外科の先輩たちが主導権をにぎっていたという自負もあって少数ながらも内科医にひけをとらず内視鏡の発達,内視鏡学会の発展のために大きな努力を傾けてきたことは間違いがない,しかしながら外科的な内視鏡の流れをつくり,外科医全般に広く内視鏡の知識や技術を植えつけて外科的な内視鏡を浸透させることにどれだけ力をさいてきたかというと,われながら否定的に考えざるを得ない. 消化器外科のために外科医が内視鏡検査を行う場合,内科医とは多少ちがった心構えをしているはずであるが,少なくともこれまで外科医だけを対象とした参考書はないのである.時勢は外科系内視鏡医に対して内科系内視鏡医にひきずられるばかりでなく,外科に役立つ内視鏡を発展させることを求めているように思われる.外科医のための内視鏡,消化器外科に役立つ内視鏡というものを形として現わしまた体系づけることが必要であろう.そして,それはまた消化器内視鏡全体の発展にもつながるものであると思う. このような考えから本書は,外科医が外科医のために消化器内視鏡の入門書,指導書として企画したものであり,同時にまた消化器外科のための内視鏡というものが少しでも発展するようそのステップとなることを目的の一つとしている.このような面で本書が外科の諸先生方にいくらかでもお役に立つことができれば幸いと考えている. おわりにのぞんで本書の編集に御協力を賜った各教授,御執筆いただいた先生方ならびに出版に絶大なる御理解と御尽力を下さった中外医学社青木三千雄社長ならびに荻野邦義氏に心から感謝する次第である.1992年3月渡辺豊 《目次》 目次総論I.消化器外科における内視鏡の意義 〈渡辺豊〉21.外科医の内視鏡は内科医の内視鏡とは違う? 22.内科医にとって内視鏡とは何か 23.外科医にとって内視鏡とは何か 34.内視鏡が外科手術に影響を与えるもの 35.外科手術に内視鏡が与える影響とは何か 46.内視鏡を外科手術に反映させるために 47.術前内視鏡 48.術中内視鏡 49.術後内視鏡 510.治療内視鏡 5II.内視鏡発展史における外科医のかかわり 〈渡辺豊〉61.尿道 膀胱鏡の発達経路 72.喉頭鏡,気管支 食道鏡の発展過程 83.胃鏡(食道鏡)の発展過程 94.日本における内視鏡の発展 105.前方視型パンエンドスコープの出現と外科医 14III.米国における外科消化器内視鏡医の動向 〈山川達郎〉17IV.西欧における外科消化器内視鏡医の活躍 〈比企能樹〉19各論I.食道癌手術と内視鏡 22A.術前内視鏡 〈竹下公矢〉221.色素内視鏡検査(ルゴール法) 222.表在癌の内視鏡診断 223.癌の上皮内進展,壁内転移巣の診断 244.他臓器重複癌,食道内多発癌巣の検索 245.下咽頭頸部食道癌における食道内視鏡検査(術中も含めて)の必要性 256.超音波内視鏡検査 25B.術後内視鏡 〈遠藤光夫〉291.follow upの仕方 292.注意点 303.術後発生しやすい病変 30a)逆流性食道炎 30b)食道癌 32c)吻合部の病変 33C.内視鏡的治療 〈神津照雄〉341.早期食道癌の内視鏡的治療 34a)内視鏡的治療の適応 34b)悪条件下での内視鏡的治療の考え方 35c)早期食道癌の内視鏡的治療の方法 352.進行癌の内視鏡的治療 38a)内視鏡的治療の適応 38b)治療方法 38D.食道表在癌の内視鏡診断 〈遠藤光夫 河野辰幸〉411.表在癌の臨床成績 412.表在癌の内視鏡所見 413.内視鏡型分類 414.表在癌診断におけるルゴール法の意義 435.表在癌患者の愁訴 466.粘膜癌の拾い上げ診断 467.症例 47II.食道良性疾患と内視鏡 〈室井正彦 井手博子〉49A.鑑別診断 491.損傷および異物 492.食道裂孔ヘルニア 503.食道憩室 504.瘻孔(成人の食道気管支瘻) 515.食道炎・食道潰瘍 516.BARRETT食道 527.食道の良性腫瘍 54a)上皮性腫瘍 54b)非上皮性腫瘍 548.食道アカラシア 55B.生検の必要性 55C.内視鏡的治療 56D.偶発症とその対策 57III.食道静脈瘤の手術的治療と内視鏡 58A.治療前の内視鏡検査 〈鈴木博昭〉581.食道静脈瘤内視鏡所見記載基準とその意義 582.新たに作られた食道胃静脈瘤内視鏡所見記載基準 59B.緊急内視鏡から緊急止血までの手順 〈鈴木博昭〉601.初療 602.緊急内視鏡検査 623.緊急硬化療法 62C.内視鏡的硬化療法の手技と成績 631.血管内外注入法 〈鈴木博昭〉632.EO血管内注入法 〈高瀬靖広 渋谷進〉66a)基本手技 66b)食道静脈瘤出血の緊急止血 69c)合併症 69d)治療成績 693.EPT法 〈熊谷義也 幕内博康 大森泰〉69EPT法の実際 71D.手術と内視鏡的硬化療法 741.直達手術からみた硬化療法の位置づけ 〈三條健昌〉74a)直達手術の術式からみた硬化療法の位置づけ 74b)食道静脈瘤の破裂の力学からみた直達手術と内視鏡的硬化療法 812.選択的シャント手術からみた硬化療法の位置づけ 〈和田寛也 杉町圭蔵〉83a)治療法の選択 83b)EISの手技 84c)治療の成績 84E.硬化療法後の経過観察と追加治療 〈木下榮一 二川俊二〉861.経過観察 862.追加治療 863.治療困難な静脈瘤の形態 864.再発再燃の内視鏡所見の特徴 875.出血の予知となる内視鏡所見 87F.手術後再発静脈瘤の治療 〈西村泰彦 二川俊二〉881.経胸食道離断術一期手術後の再発例 902.経胸食道離断術二期分割後の再発例 903.HASSAB手術後再発例 914.経腹食道離断術後の再発例 935.胃上部切除術後の再発例 936.胃全摘術後の再発例 93IV.消化性潰瘍(急性および慢性)手術と内視鏡 97A.急性潰瘍 〈塚本秀人〉971.術前内視鏡 98a)鑑別診断 98b)手術適応 手術に踏み切らなければならぬ場合は 99c)術式の選択 胃切除術か縫合止血術か 992.術中内視鏡 1003.術後内視鏡 101a)術後短期に行う場合 101b)術後follow upとしての内視鏡 101B.慢性潰瘍(胃潰瘍) 〈塚本秀人〉1021.術前内視鏡 102a)鑑別診断 癌を否定するには 102b)手術適応 1022.術中内視鏡 1053.術後内視鏡 1054.内視鏡的治療 106難治性潰瘍に対して 106C.慢性潰瘍(十二指腸潰瘍) 〈嶋尾仁〉1071.術前内視鏡 107a)手術適応 107b)コンゴーレッド染色法(クリッピング) 108c)手術術式の選択 SPV,SDTA,広範囲胃切(B-Iか,B-IIか) 1102.術中内視鏡 1113.術後内視鏡 1114.内視鏡治療 狭窄に対する拡張術 111D.吻合部潰瘍 〈小林伸行〉1121.吻合部潰瘍とは 1122.吻合部潰瘍の原因 1123.吻合部潰瘍に対する内視鏡診断の実際 112V.胃癌手術と内視鏡 115A.内視鏡に必要な知識 〈上西紀夫〉1151.器具 1152.解剖 1153.検査の手順と手技 1154.正常な内視鏡像 117B.術前内視鏡 1181.消化器外科医に必要な内視鏡の読影 〈上西紀夫〉118a)広がり診断 118b)多発病変 118c)深達度診断 118d)リンパ節転移 1192.鑑別診断 119a)良性疾患 119b)悪性疾患 1213.生検のとり方とその評価 1214.超音波内視鏡 〈安田秀光〉123a)層構造 123b)方法・装置およびエコーレベルの評価 124c)深達度診断 125d)大きさ・範囲・EC junctionまでの距離 125e)リンパ節転移 1305.マーキング 1306.注意点,見落しを避けるためには 1307.外科医にとってなぜ術前内視鏡が必要か 130C.術中内視鏡 〈安田秀光〉1301.その意義 1302.胃切開との関係 131D.術後内視鏡 〈上西紀夫〉1311.術後に発生しやすい合併症に対して 131a)急性 131b)慢性 1312.Follow upの実際 134E.内視鏡的治療 〈城島嘉昭〉1351.早期胃癌 135a)その適応 135b)その実際 1382.進行胃癌 140a)その適応 140b)その実際 140F.偶発性 〈城島嘉昭〉1411.起る頻度,条件 1412.出血,穿孔 1413.その際の処置 1424.これを起さないためには 142VI.胃良性疾患と内視鏡 〈河原正樹〉145A.鑑別診断 1451.上皮性胃疾患 145a)胃炎 145b)胃ポリープ 148c)異型上皮巣(ATP) 1482.非上皮性異疾患 148a)平滑筋腫 148b)脂肪腫 149c)Inflamatory Fribroid Polyp(IFP) 149d)Reactive Lymphoreticular Hyperplasia(RLH)149e)神経性腫瘍 149B.生検の必要性 151a)いわゆるGroup III病変 151b)粘膜下腫瘍に対する生検診断 151c)悪性所見に乏しい胃癌 151C.術中術後内視鏡 152a)術中内視鏡 152b)術後内視鏡 152D.内視鏡的治療 152a)内視鏡的ポリペクトミー 152b)その他の治療法 152E.偶発症とその対策 153VII.胆 膵疾患と内視鏡 155A.術前内視鏡の評価 1551.胆 膵疾患と上部消化管パンエンドスコピー 〈安藤博〉155a)併発症の確認 155b)併発症の内視鏡的処置 155c)併発症と胆 膵疾患の手術 1562.内視鏡的逆行性胆管造影法endoscopic retrograde cholangiopancreatography(ERCP) 〈安藤博〉157a)ERCPと胆 膵疾患 157b)ERCPの前処置,器具と手技 1573.超音波内視鏡 〈神津照雄 有馬美和子〉164a)胆嚢病変に対する超音波内視鏡 164b)膵疾患に対する超音波内視鏡 168c)その他の胆 膵疾患に対する超音波内視鏡 168B.内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)と胆管ドレナージ 1701.胆石症に対する臨床的意義 〈池田靖洋〉170a)手技・工夫 170b)適応ならびに手術との関連性 178c)成績・合併症 178d)合併症の予防と対処法 178e)予後 1792.良性,悪性胆管狭窄に対する臨床的意義 〈小野美貴子〉180a)胆道ドレナージの手技 180b)臨床的意義 182c)合併症と予防対策 183C.胆道鏡 1841.胆道疾患の内視鏡所見 〈神谷順一 二村雄次〉184a)血管所見 184b)粘膜所見 184c)胆石症で注目すべき所見 184d)胆道ドレナージカテーテルによるartifact 1862.胆道鏡の臨床的意義 186a)経口膵,胆管鏡 〈小野美貴子〉186b)経皮経肝胆道鏡(PTCS) 〈神谷順一 二村雄次〉190c)術中胆道鏡 〈山川達郎〉197d)術後胆道鏡 201D.膵管鏡 〈林田康男〉2071.膵管鏡 2072.膵管鏡使用手技 2073.膵管内視鏡所見 2114.膵管鏡の臨床的意義 211a)目的 211b)膵管ドレナージ術 211c)適応と禁忌 2155.膵管鏡の合併症および予防 215E.腹腔鏡下胆嚢摘出術 〈石川泰郎 山川達郎〉2161.適応と禁忌 2162.機器類 2173.術前検査,術前処置 2184.麻酔 2195.術式 219a)配置 219b)気腹 220c)腹腔鏡,トラカールの挿入 220d)術野の展開 222e)胆嚢管,胆嚢動脈の処理 222f)胆嚢床よりの剥離 222g)胆嚢の回収 222h)腹腔内洗浄 223i)ドレーンの留置 223j)閉創 2236.術後管理 2237.術中遭遇する困難性 224a)癒着 224b)胆嚢壁肥厚 224c)拡張または短小胆嚢管 2248.術中の偶発症とその対策 224a)出血 225b)胆嚢穿孔 225c)胆管損傷 225d)横隔膜損傷 226VIII.小腸疾患(十二脂腸を除く)と内視鏡 〈佐藤薫隆〉231A.手技・器具 231B.小腸内視鏡検査の適応と種類 233C.小腸内視鏡検査による偶発症と対策 234D.小腸内視鏡検査の実際 2351.通常(術前)内視鏡検査 2352.術中内視鏡検査 2383.術後内視鏡検査 241IX.大腸ポリープ・ポリポーシスと内視鏡 〈倉本秋〉247A.大腸内視鏡検査の手技と器具 2471.大腸内視鏡検査の種類と選択 2472.検査に必要な解剖 2473.検査の実際 249a)S状結腸鏡検査(romanoscopy)の実際 249b)Total Colonoscopyの実際 2494.正常内視鏡像 2505.内視鏡検査の前処置 253a)直腸鏡,S状結腸鏡の前処置 253b)Total Colonoscopyの前処置 253B.内視鏡的ポリペクトミーとその実際,適応 254a)原理 254b)適応 255c)内視鏡的ポリペクトミーの実際 256d)ポリープが癌であったときの処置 257e)消化器外科の前術検査(処置)としての内視鏡的ポリペクトミー 257C.ポリポーシスにおける内視鏡 2581.家族性大腸腺腫症 2582.PPEUTZ-JEGHERS症候群 258D.ポリペクトミー後のフォローアップ 2591.ポリープの場合 2592.ポリポーシスの場合 260E.Colonoscopyの偶発症 2601.偶発症の頻度と特徴 2602.偶発症の処置 2603.偶発症の起きる条件と予防 261X.大腸癌手術と内視鏡 263A.手技・器具 〈伊原治〉2631.大腸癌に特有な内視鏡検査 263a)大腸癌における大腸ファイバースコピーの意義 263b)早期大腸癌と内視鏡 263c)早期大腸癌と微小癌 264d)早期大腸癌とポリペクトミー 264e)内視鏡的にみた大腸癌の発生 265f)進行大腸癌と内視鏡 2652.狭窄のある場合 268B.術前内視鏡検査 〈伊原治〉2681.外科医に必要な内視鏡の読影 268a)腫瘍の局在性 268b)深達度診断 268c)ひろがり 268d)多発性 269e)リンパ節転移の有無 2692.鑑別診断 2693.多発性 2724.狭窄や出血のある場合 2725.超音波内視鏡 272C.術中内視鏡 〈酒井滋〉273a)適応 273b)狭窄,出血のある場合 273c)微小病変,局所切除時 273d)その他の適応 275D.術後内視鏡 〈酒井滋〉2751.follow upの方法 275a)前処置 275b)手技 2752.局所再発 2773.吻合部の所見 277E.内視鏡的治療 〈酒井滋〉2771.早期癌に対して 277a)肉眼型別治療法 277b)ポリペクトミーの功罪 278c)生検診断の重要性 2782.進行癌に対して 279F.偶発症 〈酒井滋〉279XI.炎症性大腸疾患(IBD)と内視鏡 281A.術前内視鏡 〈高橋俊毅〉2811.適応と禁忌 2812.前処置の有無 2833.鑑別診断 283a)潰瘍性大腸炎 283b)CROHN病 283c)感染性腸炎 283d)虚血性大腸炎 284e)抗生物質関連性大腸炎 284f)単純性潰瘍,腸型BEHCET病 284g)孤立性直腸潰瘍 2844.手術適応の決定 284a)UCの場合 284b)CDの場合 2855.術式の選択 285a)UCの場合 285b)CDの場合 286B.術中,術後大腸鏡 〈大谷剛正〉2861.目的 286a)潰瘍性大腸炎 286b)CROHN病 288c)その他 2882.経路 288a)潰瘍性大腸炎 288b)CROHN病 288c)その他 2883.手技 288a)潰瘍性大腸炎 288b)CROHN病 290c)その他 2904.術後大腸鏡(follow upの仕方) 291a)回腸直腸吻合,小腸人工肛門術後 291b)結腸全摘・小腸人工肛門・直腸粘液瘻造設術後 291c)回腸直腸吻合術終了後 291XII.消化管出血に対する緊急内視鏡 293A.内視鏡的止血法の実際 〈鈴木博昭〉2931.高周波凝固法 2932.レーザー光凝固法 2943.マイクロ波法 2944.ヒートプローブ法 2945.純エタノール局注法 2956.高張Naエピネフリン(HSE)局注法 2957.Aethoxysklerol局注法 2968.クリップ法 2969.Sucralfate散布法 296B.下部消化管出血に対する緊急内視鏡(止血法も含む) 〈大政良二〉2971.緊急大腸内視鏡の定義と対象となる疾患について 2972.適応と禁忌 2983.前準備 298a)問診の重要性 298b)救急処置 299c)内視鏡を行うタイミング 299d)モニタリングの重要性 2994.検査法 299a)患者の体位 299b)除痛法の導入 299c)内視鏡機種の選択 299d)前処置(PEG-ELS・透明ST・腸管洗浄器の有用性について) 301e)観察(出血源の検索法) 301f)内視鏡挿入法 3015.出血性状からの内視鏡的止血法の選択について 3026.内視鏡的止血法の特徴と術者の習熟度を考慮しての止血法の選択について 3027.下部消化管出血の緊急大腸内視鏡のコツについて 305XIII.腸重積,S状結腸捻転症に対する大腸内視鏡 〈金子等〉307A.S状結腸捻転症に対する大腸内視鏡 307a)S状結腸捻転症の内視鏡的治療の歴史 307b)S状結腸捻転症の内視鏡的治療の方法 308c)S状結腸捻転症の内視鏡的治療の禁忌と再発 308B.腸重積に対する大腸内視鏡 310a)腸重積の内視鏡的治療の方法 311b)腸重積の内視鏡的治療の禁忌 311索引 313000