心臓病棟,ICUノート

心臓病棟,ICUノート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 145p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784498036512
  • NDC分類 493.23
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 心臓病の手術室,病棟,ICUなどで必要とされる生きた知識を簡潔に示したハンドブックである.救急救命処置,臨時外来処方,術前管理,術中管理,術後急性期管理,術後急性期合併症の対策,術後慢性期合併症の管理などに亘り,キメ細かで実際的な指針,対策,方法や各種の基準,数値が収載されている.知識の整理や備忘録として日頃ポケットに携帯しておけば安心できる便利な1冊である. 出版にあたって  この小冊子には心臓病患者の病棟から手術室,ICUそして外来診察室まで,今日ルチーンに(一定の方式として)行われている検査や診断の手順,治療方法の核心となる部分を箇条書きに列挙してある.心臓病の合併症を主体に,日常診療でよく遭遇する病状の見分け方,応急手当て法などを可能などかぎり網羅した.  ポケットに入れて必要な時いつでも取り出せるように手帳サイズにした.そのため説明文は極力省いた.詳しい解説は他の成書に譲りたい.但し,どうしても見逃せないポイントは内容によって〔ひとくちメモ〕や〔コメント〕,〔注〕あるいは*印を付して強調した.使用した略語は巻頭にまとめた.また,薬品名の索引は一般事項索引と分けて載せた.  本書が心臓外科,循環器科にとどまらず,すべての診療科の医師や看護婦,医療技士の方逹に毎日の医療活動の備忘録として少しでも役立つことがあればと切望している. 平成元年春 著者記す    《目次》 目次 略語一覧 XII 第1章 救命,救急処置 1 1 アナフィラキシーショック 2 2 心室細動・心臓停止  A,B,C法による心蘇生 3 3 成人の心蘇生に使用する薬剤 4 4 新生児,乳児の心蘇生に使用する薬剤 5 5 高熱に使用する薬剤 6 6 気道内異物の除去方法 8 7 喘息発作の治療 10 8 けいれんの応急処置 11 9 低血糖発作 12 10 過換気症候群 12 第2章 よく出る臨時外来処方薬 13 1 小児薬用量のきめ方 14 2 非症候性頭痛 14 3 感冒薬 16 4 鎮静,鎮痛,睡眠剤 17 5 胃腸薬 18 6 その他 19 第3章 術前管理 21 1 臨床検査のための採血,採尿基準 22 2 手術前日の麻酔科オーダー 23 3 心臓手術に必要な新鮮血と保存血の量 24 4 輸血パック(CPD血)の組成 24 5 手術前日までに服用中止すべき外来処方薬 25 6 心血管薬の血中薬物濃度と特徴 26 7 抗喘息薬の血中薬物濃度と特徴 26 8 抗てんかん薬の血中薬物濃度と特徴 26 9 ジギトキシンとジゴキシンの特性比較 27 10 ジゴキシンによるジギタリス急速飽和投与量 27 11 ジゴキシン注の重量と容積の関係 28 12 腎障害患者に対するジギタリス投与量の計算式 28 13 ジキタリス血中濃度からみた有効治癒量と中毒量 29 14 ジキタリス中毒を起しやすい要因 29 15 ジキタリスの中毒状況 30 16 ジキタリス不整脈の治療 30 第4章 術中管理 31 1 循環血液量の計算 32 2 充填量(プライミング量) 32 3 目標とする希釈率 32 4 充填液の添加薬剤 33 5 体外循環時のステロイドの使い方 33 6 市販膜型人工肺の種類 34 7 至適灌流量 35 8 体外循環時の体内/体外の流量バランス 35 9 体外循環時の動脈圧 35 10 無血体外循環の適用条件 35 11 心筋保護液(GIK液)の組成 36 12 心筋保護法の標準方式 36 13 体外循環時ヘパリンの使用法 37 14 硫酸プロタミンによるヘパリンの中和法 37 15 フィブリン糊のつくり方 38 第5章 術後急性期管理 39 1 ICU入室直後に行う基本的処置の優先順位 40 2 レスピレータの条件設定 40 3 抜管の基準(ABCD/PS法) 42 4 抜管直後の呼吸管理 43 5 ポータブル撮影機による胸部X線撮影の条件設定 43 6 X線フィルムサイズと身体撮影部位 44 7 単純胸部X線写真のチェックポイント 44 8 ICUにおけるルチーンの血液検査項目と正常値 45 9 循環機能パラメーター 46 10 ICUから病棟帰室時のオーダー(I) 47 11 ICUから病棟帰室時のオーダー(II) 48 第6章 術後急性期合併症と対策 49 1 低心拍出量症候群(LOS)の定義と診断 50 2 LOSの治癒経過からみた重症度判定 51 3 血圧維持療法 52 4 カテコールアミン系薬剤のα,β受容体に対する作用の強弱 53 5 カテコールアミンと関連薬剤 54 6 非カテコールアミン系昇圧剤 55 7 infusion pumpによる微量点滴法 55 8 急性心筋梗塞症によるLVADの適用基準 56 9 DIC(広汎性血管内凝固症) 57 10 複合臓器不全(MOF) 58 11 止血再開胸を決断するとき 59 12 止血剤一式 59 13 尿検査所見の読み方 60 14 急性腎不全の腎前性と腎性の鑑別 61 15 利尿剤 61 16 利尿カクテル 62 17 腹膜透析 62 18 日常生活と職業のエネルギー消費量 64 19 心筋梗塞発作1時間以内の早期診断のポイント 65 20 軽症高血圧の管理基準 66 21 血管拡張剤/降圧剤の作用と投与法 67 22 αブロッカー,βブロッカーと抗Ca剤 68 23 急性心筋梗塞における心筋逸脱酵素の推移と血中正常値 69 24 虚血性心疾患の危険因子 70 25 アダムス ストークス発作(頻脈/徐脈による失神発作) 71 26 心室細動/心停止に移行する危険のある不整脈 73 27 心室性期外収縮の重症度(LOWN分類) 73 28 抗不整脈剤の分類(VAUGHAN WILLIAMSの分類) 74 29 静注用不整脈治療剤 75 30 経口不整脈治療剤 76 31 一時的ペースメーカーの各部の名称と使い方77 32 永久的人工ペースメーカーの適応 78 33 3文字方式によるペースメーカーモードの表記方法 79 34 人工ペースメーカーの機能失調の原因 79 35 潜血反応陽性の読み方 80 36 溶血(ヘモグロビン尿)の原因疾患 80 37 ヘモグロビン尿の鑑別法 81 38 ヘモグロビン血症の治療法 81 39 血尿の原因疾患 82 40 低カリウム血症の鑑別 83 41 カリウム補給用GIK液 84 42 高カリウム血症に対する緊急処置 84 43 ある日の水分バランスの計算方法 85 44 年齢による不感蒸泄の概算 85 45 酸塩基平衡障害の鑑別 86 46 アチドーシスの補正 87 47 市販補液の種類と主要成分 88 48 感染性心内膜炎と敗血症 90 49 CRP測定の診断価値 91 50 CRP定性(毛細管法)と定量(ラテックス凝集比濁法)の対比 92 51 抗生物質療法の一般的注意事項 93 52 ドライシロップの使える抗生物質の年齢別投与量 94 53 緑膿菌(Pseudomonas aeruginasa)に有効な抗生物質 96 54 抗真菌剤 99 55 肺機能の評価 100 56 低酸素血症の呼吸管理手順 103 57 換気障害(+)患者に対する呼吸管理上の要点 104 58 気管チューブの適合サイズ 105 59 動脈血酸素分圧からみた酸素吸入の必要性 105 60 ARDS(急性肺不全) 106 61 肺気腫の診断基準 107 62 肺水腫の定義と病因 108 63 消化管出血の処置 109 64 腸管麻痺の治療 110 第7章 術後慢性期合併症と管理 111 1 ワーファリンの投与方法 112 2 抗凝血薬の種類 114 3 人工弁の機能不全の原因と診断 115 4 脳塞栓症の診断基準 116 5 一過性脳虚血発作(TIA)の診断基準 116 6 血栓塞栓症の重症度分類 117 7 四肢血栓塞血症の治療方針 117 8 ウロキナーゼによる血栓溶解療法 118 9 プロスタグランディンE1による血管拡張・側副血行路形成促進療法 118 10 血栓症の予防/治療のためのヘパリン投与方法 119 11 肝機能の評価 120 12 肝臓血清酵素の変動と臨床的意義 121 13 B型肝炎ウイルスマーカーの臨床的意義 122 14 B型肝炎の予防対策 123 15 慢性肝疾患の重症度 123 16 肝機能改善剤 124 17 劇症肝炎の治療法 125 18 アルコール性肝疾患の特徴 126 19 有痛性ケロイドの治療 126 20 意識障害の3-3-9度方式による重症度分類 127 21 グラスゴー方式による昏睡度分類 128 22 昏睡患者の誤嚥を防ぐための体位 129 23 脳死判定基準 130 24 脳幹反射検査法 131 25 眼球頭反射 132 附1 計算式で求める臨床検査概算値 133 附2 短絡率計算式 134 附3 身長と体重から体表面積を求めるノモグラム 135 事項索引 136 治療薬索引 142

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