体液―電解質バランス - 臨床教育のために

体液―電解質バランス - 臨床教育のために

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  • サイズ A5判/ページ数 211p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784498023154
  • NDC分類 491.32
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 水-電解質の臨床のエキスパートとして名高いスクリブナー教授が医学生・研修医を対象にして水-電解質平衡の基礎的な原理を平易に説いたものである. 体液異常の様々な臨床例の背後にある体液平衡の基本的な原則を説きあかし,個々の患者に応用できるよう治療計画の立て方を示し,さらに演習問題をあげ,より一層の理解を図っている.医学生・研修医に最適のものである.    《目次》 目次 1章 序言 1 体液 電解質平衡を保つことの重要性 2 2章 基礎的な生理学 4 A.体内の水 電解質組成 4 体液の構成 4 B.滲透圧 8 滲透圧の測定 9 C.血清ナトリウム濃度の解釈 10 過血糖 12 高脂血 13 尿素窒素の上昇 13 D.細胞外液腔 13 E.血漿量 14 F.まとめ 16 3章 輸液計画の立てかた 18 A.はじめに 18 B.Basic allowanceの決めかた 22 1.尿量 23 2.皮膚と肺 24 3.消火管からの喪失 24 C.体液異常補正のためのallowance 26 1.体液障害の治療計画 28 2.治療計画から輸液の指示へ 29 3.点滴静注のやりかた 31 D.実例による解説 32 まとめ 36 4章 小児に対する治療計画の立てかた 38 Basic allowanceの決めかた 38 1.尿 38 2.不感蒸泄 41 3.消化液として失われる体液量 42 4.輸液の方法 43 5章 水およびナトリウム平衡の障害 48 A.ナトリウム その生理学的な原理 48 1.細胞外液量の調整 48 2.循環血液量と細胞外液量 49 3.ナトリウム平衡障害の症状 49 4.治療への応用 50 B.水 その生理学的な原理 50 1.体液滲透圧の調整 50 2.水分代謝障害の症状 51 3.治療の応用 52 C.用語の問題 52 D.ナトリウム平衡の異常 53 1.Salineの欠乏 54 2.Salineの過剰 61 E.水平衡の異常 63 1.水分の欠乏 63 2.水分の過剰 65 F.ナトリウムと水との混合性体液障害 66 1.Salineの欠乏と水分の過剰 67 2.Salineの過剰と水分の過剰 68 3.腹水 69 G.ナトリウムの必要量を決めるための規準 70 1.細胞外液量変化の指標としての体重の増減 70 2.クロールの平衡 73 H.まとめ 74 6章 酸 塩基平衡の障害 75 1.酸 塩基平衡の基礎的な原理 75 a)水素イオン濃度・酸 塩基および緩衝系 75 b)HENDERSON-HASSELBALCHの式 77 2.体内の緩衝系 79 3.水素イオン平衡 81 A.用語 84 B.酸 塩基平衡障害の臨床 85 1.酸 塩基平衡異常の分類 85 2.代謝性アシドーシス 87 3.代謝性アルカローシス 87 4.呼吸性アシドーシス 88 5.呼吸性アルカローシス 89 C.代謝性酸 塩基平衡異常に対する治療の原則 89 特異的な治療 90 a)代謝性アシドーシス 90 b)代謝性アルカローシス 93 c)呼吸性の異常 93 追補 94 腎疾患によるアシドーシスの病態生理 94 1.働いているネフロンの数の減少 94 2.腎尿細管性アシドーシス 96 7章 カリウム代謝の異常 98 A.基本的な考えかた 98 酸 塩基平衡異常が血清カリウムに及ぼす影響 102 B.カリウム代謝異常の量的分析 103 1.酸 塩基平衡障害のないばあい 103 2.カリウム容量の推定法 104 3.酸 塩基平衡障害が血清カリウムに与える影響の評価 105 4.酸 塩基平衡障害があるばあいのカリウム代謝異常の評価 107 C.カリウム欠乏症 107 1.病因 107 2.診断 108 3.カリウム欠乏症の予防と治療 110 D.カリウムの過剰 111 E.急性腎不全での問題 112 1.カリウム過剰症の診断 112 2.急性腎不全におけるカリウム過剰症の治療 113 3.長期透折療法を続けている患者のカリウム過剰症 115 F.要約 116 8章 輸液による栄養補給 117 1.経静脈栄養補給のはじめかた 117 2.カロリー源 118 3.蛋白質の補給源 119 4.栄養補給の計画の立てかた 120 5.ビタミンおよび塩類の輸液 122 6.配合禁忌 123 要約 123 9章 特定疾患の治療と,その問題点 124 A.急性腎尿細管壊死 124 1.診断 125 2.治療 127 3.水分の投与量とカロリーの補給 129 4.ナトリウムの投与量 130 5.クロールの投与量 131 6.高カリウム血症 132 7.利尿期 132 8.要約 134 B.熱傷の早期治療 134 C.体液の逸出する形と,その大きさ 135 1.熱傷による体液逸出の形 135 2.体液喪失量の指標としての熱傷面積 135 D.治療 136 1.Basic allowanceの決めかた 137 2.治療計画のすすめかた 137 3.治療が適切かどうかをチェックする 138 4.24時間後の治療 139 5.48時間後の治療 139 E.糖尿病性のアシドーシスと昏睡 140 1.診断 140 2.病態生理 141 a)高血糖 141 b)ケト アシドーシス 143 c)体液 電解質平衡異常 143 3.治療 145 a)血液化学のデータがわかるまでに.すぐしなければならない治療 146 b)検査成績がわかってからの治療 146 c)その後の治療 147 F.高滲透圧・非ケトン性昏睡 149 治療 149 G.小児の重篤な水欠乏症(高ナトリウム血症) 150 H.サリチル酸中毒 152 文献 158 演習問題 160 解答編 188 索引 209

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