チャートで学ぶ病態生理学 (第2版)

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チャートで学ぶ病態生理学 (第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 418p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784498020399
  • NDC分類 491.6

内容説明

本書は内科臨床で直面する様々な症候、検査所見の病態生理を最新の知見に基づいてできるだけわかり易く解説したものである。その理解を助けるため、各症候、所見毎にまずフローチャートでその機序を示し、それをもとに解説し、更に臨床への指針を示した。適切な診断・治療にはその基盤となる病態生理の知識が必須であるが、これをフローチャートによって理解を図った初めての試みの書である。

目次

1 全身症状
2 呼吸器系
3 循環器系
4 消化器系
5 腎、水電解質代謝
6 血液系
7 内分泌、代謝系
8 神経系
9 アレルギー、膠原病

出版社内容情報

《内容》 本書は内科臨床で直面する様々な症候,検査所見の病態生理を最新の知見に基づいて出来るだけわかり易く解説したものである.その理解を助けるため,各症候,所見毎にまずフローチャートでその機序を示し,それをもとに解説し,更に臨床への指針を示した.適切な診断・治療にはその基盤となる病態生理の知識が必須であるが,これをフローチャートによって理解を図った初めての試みの書である.医学生,研修医の方々にとくにおすすめしたい. 序  病態生理学は臨床医学の基礎といっても過言ではない.診断や治療の過程で病態生理の一般的な知識が必要であり,また一人一人の患者に特有の病態生理を正しく理解して,はじめて適切な診療となるからである.  わが国に病態生理学の概念が本格的に導入されたのは戦後であろう.SodemanのPathologic physiology-mechanisms of disease(1950年初版)という単行本が学生達の間でもてはやされたのは,昭和30年代以降のことである.その基礎になっていたのは,当時アメリカを中心に目ざましく発展を遂げた生理学,とくに応用生理学の知見であった.その後,生理学ばかりでなく生化学や細胞・分子生物学が勃興し発展を遂げ現在に至っている.最近では病態生化学,病態分子生物学,分子生理学と呼ばれる新しい分野が目ざましく進歩して,広い意味の病態生理学を形作っている.  このような現代にあって,臨床医は診断や治療の面はもちろん,病態の理解について最新の知識を患者に応用することが求められているように思う.その時,病態生理学の知識を正しく理解した上で患者に対応する医師と,そうでない医師の間に自ずから落差とでも言える違いが生まれる.  本書は,内科臨床で直面するさまざまな症候の一つ一つについて病態生理を最新の知見に基づいてできるだけ易しく解説しようとした.フローチャートを中心に理解を助けようと計画したもので,単行本としてはわが国ではじめての試みではないかと思う.フローチャートを使うことはもちろんメリットとデメリットがある.しかし,病態生理のように一つの現象から次の現象が引き起こされ,他の現象がその過程に影響し一つの症候を形成していくといったかなり複雑な機序の説明には,フローチャートが適していると思う.一部の解説や教科書には文章だけでなくフローチャートが使われているのはこのメリットを生かそうとしたものであろう.デメリットとしては,現象を単純化せざるを得なかったり,機序の表現法に執筆者の考えや好みが影響することなどであろう.フローがつながらないように見えたり理解できない時は,さらなる研究のモチーフになりうるというメリットもある.  いずれにしても,本書は“一つの試み”という面を含んでいることは否めない.今後,読者の皆さんから意見や感想を頂いて改良を重ねていきたい.最後に,工夫のいる原稿執筆を引き受けて頂いた執筆者各位,本書のアイデアから出版まで終始真摯な努力を払って頂いた中外医学社の荻野邦義,秀島悟両氏に感謝の意を表したい. 平成7年12月 川上義和 丸茂文昭 朝倉均 田代邦雄 溝口秀昭    《目次》 目次 §1.全身症状 1 1.全身倦怠感,易疲労感 〈鈴木潤一〉 2 2.発熱,悪寒,戦りつ 〈山口悦郎〉 4 3.かゆみ 〈熊切正信〉 6 4.発汗異常 〈百渓尚子〉 8 5.のぼせ,ほてり 10 6.食欲亢進 〈田上清一〉 12 7.食欲不振 14 8.体重増加 16 9.体重減少 18 10.口臭 〈鈴木潤一〉 20 11.吃逆(しゃっくり) 〈南須原康行 棟方 充〉 22 12.口渇 〈山口悦郎〉 24 13.睡眠障害 〈西村正治〉 26 14.易感染性 〈崎山幸雄〉 28 15.顔貌異常 〈百渓尚子〉 30 16.多臓器不全(MOF) 〈五十嵐毅 宮本顕二〉 32 §2.呼吸器系 35 1.息切れ(呼吸困難) 〈木村 弘 山田嘉仁〉 36 2.咳嗽 38 3.喀痰,血痰,喀血 40 4.喘鳴 42 5.起坐呼吸 〈川上義和〉 44 6.バチ指 〈木村 弘 山田嘉仁〉 46 7.チアノーゼ 〈山口佳寿博 小山田吉孝〉 48 8.呼吸音 50 9.ラ音 52 10.多呼吸 54 11.無呼吸 〈小山田吉孝 山口佳寿博〉 56 12.いびき 58 13.気胸 〈川上義和〉 60 14.胸水 〈網島 優 棟方 充〉 62 15.呼吸不全 〈斎藤拓志 宮本顕二〉 64 16.低酸素血症 〈佐藤文彦 宮本顕二〉 66 17.高炭酸ガス血症 68 18.呼吸性アシドーシス 〈小林秀一 宮本顕二〉 70 19.呼吸性アルカローシス 72 20.浸潤影 〈阿部庄作〉 74 21.腫瘤影 76 22.無気肺 78 23.両側びまん性陰影,線状・粒状影 80 24.透過性亢進 82 25.拘束性換気障害 〈飛田 渉〉 84 26.閉塞性換気障害 86 27.フローボリウム曲線異常 88 28.肺拡散能異常 90 §3.循環器系 93 1.心原性ショック 〈亀山智樹 井上 博〉 94 2.動悸(心悸亢進) 〈藤木 明 井上 博〉 96 3.胸痛,背部痛 〈平岡勇二 井上 博〉 98 4.間歇性跛行 〈熊沢 孝 井上 博〉 100 5.脈の不整 〈水牧功一 井上 博〉 102 6.心不全 〈堀本和志〉 104 7.心停止 105 8.血管雑音 106 9.静脈の怒脹 107 10.高血圧,二次性高血圧 〈岩岡大輔 梅田照久〉 108 11.低血圧 〈直海晶二郎 梅田照久〉 110 12.血圧の左右・上下差 〈井上準之助 梅田照久〉 112 13.脚ブロック 〈加世田俊一〉 114 14.ST-T異常 116 15.左軸偏位,右軸偏位 〈加世田俊一〉 126 16.右室肥大心電図,左室肥大心電図 128 17.高ANP(α-hANP)血症 〈吉田秀夫 道場信孝〉 118 18.高レニン血症(高レニン活性血症) 120 19.収縮期雑音,拡張期雑音 122 20.Kerley線(A,B,C,D) 124 §4.消化器 131 1.舌の異常 〈原澤 茂〉 132 2.おくび,げっぷ 134 3.嘔気,嘔吐 136 4.嚥下困難 〈中原 朗 樫村博正 福富久之〉 138 5.胸やけ 140 6.上腹部痛 〈小林絢三 田中美保〉 142 7.下腹部痛 〈小林絢三 上田 渉〉 146 8.吐血 〈多田正大〉 150 9.下血 152 10.下痢 〈朝倉 均〉 154 11.便秘 156 12.脂肪便 158 13.裏急後重(しぶり腹) 160 14.蠕動不安 〈牧山和也 鶴田英夫〉 162 15.筋性防御 164 16.腹部膨満 166 17.腹部腫瘤 〈中野敦史 松崎松平〉 168 18.腹水 170 19.黄疸 〈藪下芳子 沖田 極〉 172 20.肝腫 〈池田美雪 沖田 極〉 174 21.皮膚症状(くも状血管腫,手掌紅斑,その他) 〈森脇久隆 武藤泰敏〉 176 22.肝性脳症 〈村瀬全彦 武藤泰敏〉 178 23.GOT,GPTの高値 〈戸田剛太郎〉 180 24.ALPの高値 182 25.γGTPの高値 184 26.HAV陽性 〈鵜浦雅志〉 186 27.HBV陽性 188 28.HCV陽性 190 §5.腎,水電解質代謝 193 1.多尿 〈湯浅繁一 高橋則尋〉 194 2.乏尿 〈高橋則尋 湯浅繁一〉 196 3.浮腫 〈安藤亮一〉 198 4.脱水 200 5.蛋白尿・血尿 〈斉藤喬雄〉 202 6.尿濃縮能障害 〈湯浅繁一 隅蔵 透〉 204 7.低Na血症 〈松田 治〉 206 8.高Na血症 210 9.低K血症 〈冨田公夫〉 212 10.高K血症 〈山田研一 野口義彦〉 214 11.アルカローシス 〈北岡建樹〉 216 12.アシドーシス 218 13.低Ca血症 〈田部井薫〉 220 14.高Ca血症 223 15.高Cl血症,低Cl血症 〈菱田 明〉 226 16.高・低リン血症 〈塚本雄介〉 228 §6.血液系 231 1.リンパ節腫大 〈溝口秀昭〉 232 2.脾腫大 234 3.貧血 236 4.赤血球増加 238 5.白血球減少 〈金丸昭久〉 240 6.白血球増加 242 7.好酸球増加 244 8.好塩基球増加 246 9.リンパ球増加 〈岡村 孝 原田実根〉 248 10.リンパ球減少 250 11.単球増加 252 12.血小板増加症 〈坂田洋一〉 254 13.血小板減少 256 14.出血傾向 258 15.血栓傾向 260 16.免疫グロブリン異常 〈河北 誠〉 262 17.過粘稠度症候群 264 §7.内分泌,代謝 267 1.肥満 〈小谷一晃 松沢佑次〉 268 2.高尿酸血症 〈七里眞義〉 270 3.低蛋白血症 272 4.色素異常 〈高柳涼一 名和田新〉 274 5.多毛 〈柳瀬敏彦 名和田新〉 276 6.眼球突出 〈高須信行〉 278 7.甲状腺腫 280 8.女性化乳房 〈石橋みゆき〉 282 9.乳汁漏出症 284 10.低身長 〈肥塚直美〉 286 11.末端肥大症 288 12.高血糖,糖尿 〈江森俊明〉 290 13.低血糖 292 14.高インスリン血症 〈牧野英一〉 294 15.高脂血症 〈中村治雄〉 296 16.黄色腫 298 §8.神経系 301 1.意識障害 〈鈴木ゆめ 黒岩義之〉 302 2.失神 〈篠原幸人〉 304 3.一過性全健忘 306 4.てんかん発作 〈廣瀬源二郎〉 308 5.痴呆 〈鈴木ゆめ 黒岩義之〉 310 6.頭痛 〈藤木直人〉 312 7.頭蓋内圧亢進症状 〈山本悌司〉 314 8.髄膜刺激症状 316 9.めまい 〈水谷智彦〉 318 10.耳鳴 320 11.構音障害 〈森若文雄〉 322 12.失語 〈相馬芳明〉 324 13.失行 327 14.失認 330 15.瞳孔異常 〈和田義明 古川哲雄〉 334 16.視力・視野障害 336 17.眼瞼下垂,複視 〈藤木直人〉 338 18.顔面・頭部の神経痛 340 19.顔面神経麻痺 〈小島康祐 梶 龍兒〉 342 20.顔面・眼瞼痙攣 344 21.筋萎縮 〈森若文雄〉 346 22.片麻痺,単麻痺 〈岡留 格 納 光弘〉 348 23.対麻痺,四肢麻痺 350 24.歩行障害 〈水野美邦〉 352 25.不随意運動 354 26.しびれ 〈廣瀬源二郎〉 356 27.多発神経炎,単神経炎 〈馬場正之〉 358 28.神経根痛 360 29.起立性低血圧 〈斎藤 博〉 362 30.発汗異常 364 31.運動失調 〈服部孝道〉 366 32.排尿・排便障害 368 §9.アレルギー,膠原病 371 1.鼻汁 〈奥平博一 灰田美知子〉 372 2.関節痛 374 3.腰痛,背部痛 376 4.レイノー現象 378 5.湿疹,皮膚炎 〈熊切正信〉 380 6.じんましん,紅斑,紫斑 382 7.皮下結節 384 8.水疱,びらん,潰瘍 386 9.赤沈亢進 〈山口悦郎〉 388 10.抗原特異的IgE 390 11.皮膚試験 392 12.リンパ球サブセット 394 13.抗核抗体陽性 〈小林清一〉 398 14.リウマトイド因子陽性 400 15.抗DNA抗体陽性 402 16.その他の自己抗体陽性 404 索引 407