東方選書<br> 大地からの中国史―史料に語らせよう

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東方選書
大地からの中国史―史料に語らせよう

  • 大澤 正昭【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784497225016
  • NDC分類 612.22
  • Cコード C0322

内容説明

自分が生きている“いま”を知るために、歴史学の立場から“食べもの”に迫る―主食であるコメ・コムギの栽培から、コムギの加工食品である「餅(へい)」「麺」、農具の発展、お茶・野菜の栽培、養蚕のための桑の栽培、肥料まで、皇帝や官僚たちが動かす国家を、食糧・衣料の生産によって支えてきた農民の姿を史料から丹念に掘り起こす。近代以前の農業は有機栽培であり、自然に存在する材料を使って作物を育て、人間や家畜の食糧・飼料とし、さらにその排泄物を作物に施して肥料にする。この自然と人間の循環関係を続ける営みは、いま注目されているSDGsの課題に正面から応えるもので、農業史研究はきわめて現代的な課題を追究する分野でもある。

目次

序章 中国農業史の空間、時間、視点
一章 田植って必要?―田植法略史
二章 乾燥地だって農業ができる―華北乾地農法の開発と二年三毛作
三章 餅はモチでなく、麺はうどんではない―『斉民要術』と『太平広記』から
四章 犂のトリセツ―長床犂略史
五章 「日常茶飯事」っていつから?
六章 唐の都・長安の畑から―カブラ類略史
七章 綺羅、星のごとし―絹織物は桑の葉でできている?
八章 「糞」の行方―肥料略史
終章 農業は永遠に続く

著者等紹介

大澤正昭[オオサワマサアキ]
1948年仙台市生まれ。1970年京都大学文学部史学科東洋史学専攻卒業。1975年同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1997年京都大学博士(農学)。専門は中国前近代史、農業史、唐宋時代の社会史。奈良大学文学部講師、埼玉大学教養学部助教授、上智大学文学部教授などを経て、名誉教授。現在(公財)東洋文庫研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

21
農業史の概説ということだが、作物の品種改良から農機具の問題、食物、養蚕と被服、そして肥料と思ったより話題が広範。議論に関係して特定の文章の引用関係など、意外にも文献学に関係するような議論もある。こういうことは何を研究するにしてもつきまとう問題ということだろう。カブラなどアブラナ科の作物の時代ごとの描かれ方に注目したりなど図像学的なアプローチもあり、また著者の前著『妻と娘の唐宋時代』と同様、小説も史料として積極的に使用しており、小説を史料とする際のよい手本となる。2025/02/06

河イルカ

3
穀物、野菜、お茶、蚕、堆肥を通して、中国の農業の実態を多角的にとらえている。昔の農作業と言えば何となく、穀物と多少の野菜というイメージだったが大きな誤りだった。 中国の文化の代表的存在であるお茶や絹の生産に積極的に取り組む様は、農民が文化の担い手なのだという強さを感じた。2025/03/20

Go Extreme

1
中国農業史:地理的多様性 乾燥地農法 二毛作 農民生活 技術革新 農業書 社会構造 食文化 環境配慮 持続可能性 歴史的発展 水利管理 土壌改良 農業経営 都市農業 農業技術:耕作技術 田植え 灌漑 長床犂 輪作 堆肥 肥料管理 農具開発 養蚕 農業政策 種子選別 収穫技術 病害対策 土地利用 施肥法 食と農産物:稲作 カブラ 餅 麺 絹織物 調理法 食品保存 発酵食品 漬物 食材交換 栄養価 社会と経済:農村経済 商業流通 食料供給 祭礼 共同体 農業教育 政策支援 市場経済 貿易 運搬技術 労働環境2025/03/07

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