内容説明
中国社会を貫く「合理性」を読み解けば、私たちのこれからも見えてくる―。文学・史学・哲学・語学・経済学…幅広い研究テーマが導く奥深い中国の世界。
目次
第1章 中国における合理性とは何か(中国における合理性と経済発展;武漢は新型コロナウイルスとどう遭遇したか―方方『武漢日記』を通してみる)
第2章 歴史の中から合理性を探る(医三世ならざれば、其の薬を服さず―経書の解釈における合理性;清代女性天文学者王貞儀―真理を探究する女性の道;中国の教育近代化における外国モデルからみる合理性)
第3章 語学、通訳の現場からみた合理性(汎用化された“老師”の使用をめぐって―ことばからみる中国の変化と中国人の合理性;中国語ネイティブ会議通訳者の日本語運用能力について)
第4章 過去から現在、そして未来へ(中国を学ぶための合理的な方法―孟子と荀子、陸九淵と朱熹を手がかりに)
著者等紹介
河村昌子[カワムラショウコ]
明海大学外国語学部中国語学科教授。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。博士(人文科学)。専門は中国近現代文学
中嶋諒[ナカジマリョウ]
明海大学外国語学部中国語学科講師。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門は中国近世思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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