内容説明
可能助動詞が表す意味とは何なのか―なぜ可能補語の習得は難しいのか―教育現場から見えてきた課題をもとに、実践に即した中国語可能表現の「新しい教え方」を探る論文集。
目次
第1部 理論編(漢字から読み解く「可能」の意味―中国語の“能”を中心に;中国語可能表現のメカニズム―“能”と“会”構文を中心に)
第2部 応用編(中国語可能表現の習得状況に関する考察―大学における調査結果を中心に;中国語可能表現に関する指導法試案と実践検証;可能助動詞“会”“能”“可以”に関する「理解可能なインプット」作成の試み―教員アンケート結果を踏まえて;日本の大学における中国語可能補語教室指導の一考察〔ほか〕
著者等紹介
安本真弓[ヤスモトマユミ]
中国生まれ。2005年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士前期課程言語文化専攻修了、2008年同大学人間文化研究科博士後期課程比較社会文化学専攻修了、博士(人文科学)。跡見学園女子大学文学部教授。専門は中国語語学・教育学、日中対照言語学
吉田泰謙[ヨシダヒロアキ]
福井県生まれ。1994年北陸大学外国語学部中国語学科卒業。1997年北京語言大学漢語学院卒業、2000年同大学人文学院修士課程修了、2000‐2002年同大学人文学院高級進修生、2007年北京大学中文系博士課程修了、博士(文学)。関西外国語大学英語国際学部教授。専門は現代中国語の文法論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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