内容説明
『道蔵』に残された文献より、道教の科学思想や煉丹術、さらには道教と化学、鉱物学、医学、養生学、数学、天文学、地学、物理学、技術工学、建築学、生物学などとの協調関係を具体的、実証的に明らかにする。
目次
第１部 序説（道教と科学の関係；科学の発展に対する道教の貢献 ほか）
第２部 煉丹術と化学（初期道教の煉丹術の起源と推移；魏晋思潮と煉丹・服薬 ほか）
第３部 医学と養生学（医・道同源：道家・道教と中医薬学；『太平経』：道教医学の綱領 ほか）
第４部 天文学と地理学（宇宙進化論；天地の構造説と天人感応論 ほか）
第５部 物理学と技術（時間と空間に対する認識；力学知識 ほか）
著者等紹介
姜生［キョウセイ］
１９６４年、河北省昌黎生まれ。山東大学・歴史学学士（１９８７年）、復旦大学・歴史学修士（１９９０年）、四川大学・宗教研究所哲学博士（１９９５年）。２００２年、山東大学・宗教、科学と社会問題研究所所長、同博士生指導教授、２０１３年、新設された四川大学・文化科技協同創新研発センター所長、同・歴史文化学院・長江学者特聘教授を兼任して現在に至る。専門は考古学、歴史学、道教学、宗教学、宗教と科学との交差研究、図像学等々、多方面にわたる
三浦國雄［ミウラクニオ］
１９４１年、大阪市に生まれる。大阪市立大学文学部中国学科卒業後、京都大学文学研究科博士課程（中国哲学史専攻）退学。京都大学人文科学研究所、東北大学、大阪市立大学、大東文化大学を経て、四川大学教授。研究分野は、中国の伝統文化と思想および宗教、東アジア文化比較研究等（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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