内容説明
グローバルな環境で製作され、グローバルにヒットした映画『グリーン・デスティニー』は「偽中国語映画」か?真正品と奇妙な共依存関係にある偽ブランド品は悪なのか?絶対的な「真」と、非難・排除すべき「偽」という二項対立の外にある「偽」の可能性を様々なレトリックを駆使して考察。凝り固まった常識を揺るがす思考のダンス。
目次
自序 もしも私が踊れないなら
第1章 緒論 偽りのグローバリゼーションという名
第2章 ハプティック・グローバリゼーション
第3章 偽ブランド・偽理論・偽グローバリゼーション
第4章 帝国の新衣装
第5章 私たちはみんな台湾人みたい
後記 もしも私が本物だったら
著者等紹介
張小虹[チョウショウコウ]
台湾大学外文系特聘教授(ディスティングイッシュトプロフェッサー)。比較文学会理事長、女性学会理事長を歴任。カリフォルニア大学バークレイ校客員教授
橋本恭子[ハシモトキョウコ]
一橋大学言語社会研究科特別研究員。学術博士。日本社会事業大学、津田塾大学、東洋大学、横浜創英大学非常勤講師。専門分野:比較文学、台湾文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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