内容説明
現代台湾社会における「族群(エスニック・グループ)」という概念は、「民主化」や「台湾化」にどのような影響を与えたのだろうか。「原住民族←→漢族」「外省人←→本省人」「〓(びん)南人←→客家人」などの関係性をわかりやすく論じた概説書。
目次
第1篇 族群とは何か(前言;「族群」・「族群アイデンティティー」とは何か)
第2篇 現代台湾社会の族群の想像―台湾の四大族群(「四大族群」内部の相違;台湾「族群の想像」の起源―「本省人」/「外省人」族群意識の形成過程;「原住民」と「漢人」の区分;本省人における「〓(びん)南」と「客家」
「外省人」族群分類イメージの台頭
対抗的な族群意識から「四大族群」へ
結論)
著者等紹介
王甫昌[オウホショウ]
台湾中央研究院社会学研究所研究員、副所長。米国・アリゾナ大学社会学博士。専門分野:族群関係、社会運動、ナショナリズム、エスニック・ポリティクス
松葉隼[マツバジュン]
一橋大学大学院社会学研究科修士課程
洪郁如[コウイクジョ]
一橋大学大学院社会学研究科教授。東京大学大学院総合文化研究科学術博士。専門分野:台湾近現代社会史、女性史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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