感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
41
カーター・ディクスン、登録四十五作目。ヘンリー・メリヴェール卿の長編十三作目。夜中に泥棒が侵入し、物音に驚いて駆けつけると、覆面をした泥棒が刺されていて、覆面を取ってみると屋敷の主人だった!何故?どういうこと?謎はいつもながら魅力的、でも謎解き&犯人はもう一捻り欲しかったかも。唯、H・Mの大活躍が光る作品。仮面荘に着くまであれこれには思わずニヤリ😏いけ好かない女教師を徹底的にやっつけちゃったり😆H・Mが奇術を披露する場面では大爆笑😆H・Mファンには見逃せない作品。2022/07/19
ホームズ
15
再読なので読んだことがある気がするのは当たり前ですがこれは短編でもあったんですね~。短編では探偵役はフェル博士だったけど。今回もH・Mの登場はバタバタ(笑)後半も違った意味で目立っていたし(笑)探偵役はフェル博士よりH・Mの方が好きだな~(笑)2012/08/09
Tetchy
12
本作の真相は見破れないながらも、この頃の作品に多く見られるアクロバティックな真相で、カタルシスを感じるには首肯せざるを得なかった。事件の意匠の部分で過剰に演出しすぎ、現実味に欠けていて、いや非常識に感じられて、失望を禁じえない。とはいえ、本作においてもカーは読書サービスを怠らない。今回は特にHM卿が大カフーザラムなる魔術師に扮して子供達に奇術を披露する。HM卿が実は奇術が得意であるという隠れた特技が本作で解るという点で、本作は見逃せない作品だろう。2009/10/28
ホームズ
8
再読なので読んだことがある気がするのは当たり前ですがこれは短編でもあったんですね~。短編では探偵役はフェル博士だったけど。今回もH・Mの登場はバタバタ(笑)後半も違った意味で目立っていたし(笑)探偵役はフェル博士よりH・Mの方が好きだな~(笑)2007/06/19
elf51@禅-NEKOMETAL
7
富豪の屋敷,名画の前で覆面の男が刺されて倒れていた。覆面を取ってみると屋敷の当主その人だった。という出足はまぁいいのだが,あまり盛り上がりも緊迫感もなく平凡である。どうも短編を長編に引き伸ばした物らしい。その割にはというかそのせいで入手困難本となっている。雪をぶつけられて登場し,使用人部屋に追いやられ,インドの奇術師となって子供相手に奇術を披露するH.M卿。面白おかしく扱われるH.M卿のファン向けの本だろう。子供の頃見たインドの魔術師ソーカー(当時はショーカーと看板に書いてあったと思う)を思い出したな。 2020/08/01
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