内容説明
反共教育の一環として始まった文学キャンプが民主化の進む今日まで続いているのは何故?ネット検索から始めて、関係者200名への取材、参加体験、作品分析を通して読み解く。
目次
序章 台湾文学は夏に作られる
第1章 台湾青年の総作家化計画―救国団の文芸活動と『幼獅文芸』編集者〓(あ)弦
第2章 台湾文学の夏―五〇年の文学キャンプ史
第3章 台湾の芥川賞―『聯合報』『中国時報』二大新聞の文学賞
第4章 戒厳令解除後の「私たち」の台湾文学―李昂と朱天心
終章 文学大国台湾の文学場形成
著者等紹介
赤松美和子[アカマツミワコ]
1977年、兵庫県生まれ。2008年、お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了。博士(人文科学)。専門は台湾文学。現在、大妻女子大学比較文化学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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