内容説明
「東アジア海」を中心にした視点から、日本・中国・韓国の国境を超えた文化交流の痕跡をたどる。
目次
日本武器形青銅器と中国戦国時期三晋青銅武器との接点を訪ねて―兼ねて「物勒工名」形式銘文の一事例
秦漢帝国と東アジア海域
四世紀における韓半島の気候変動と碧骨堤
藤原京造営期の日本における外来知識の摂取と内政方針
長登銅山にみる日本古代の銅の流通と輸送経路
長岡・平安遷都と百済王氏
「遊女」の誕生―『昌泰元年歳次戊午十月廿日競狩記』と文人貴族
高麗時代の対外関係の諸相
高麗時代の官人における落職と復職―李奎報の事例を中心に
一五世紀の室町幕府と日本列島の「辺境」
室町期における備前国児島山伏の活動と瀬戸内水運
東アジア海国際港としての蔚山の地位とその変化
清入関東アジア国際秩序の再編と日本
世方化と東アジアの経済特区の比較
著者等紹介
鐘江宏之[カネガエヒロユキ]
学習院大学文学部教授
鶴間和幸[ツルマカズユキ]
学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。