内容説明
東晋という戦乱の時代、隠逸の思想の系譜、そして作品に託された寓意とは―陶淵明の文学を多方面から読み解きながら、「いかに生きるか」を模索した詩人の姿を浮き彫りにする。
目次
第1章 陶淵明の時代(東晋の風景;陶淵明の人生と時代;隠逸の伝統―酒と田園)
第2章 陶淵明の思想(士人としての陶淵明;運命の在処―楽天の思想;思想空間としての詩―陶淵明詩の思想性をめぐって ほか)
第3章 陶淵明の文学(言志の文学;寓意の文学;陶淵明の虚構と叙景 ほか)
著者等紹介
安藤信廣[アンドウノブヒロ]
1949年生。東京女子大学文理学部教授
大上正美[オオガミマサミ]
1944年生。青山学院大学文学部教授
堀池信夫[ホリイケノブオ]
1947年生。筑波大学大学院人文社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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