内容説明
学校をずる休みするのはよくないと考える高校生の比率。中国七九.四%、韓国七五.四%、日本二七.四%、この数字が意味するものは何か?現在アジア各国において進行しているラディカルな教育改革に、理念や政策のみならず、カリキュラムや教育内容といった実際的な面まで踏み込んで分析を加えた論考六篇を収録。
目次
第1章 マレーシアの初等教育における英語重視政策とその展開
第2章 マレーシアの高等教育における華文教育の展開―華人コミュニティ設立「新紀元学院」の教育戦略
第3章 タイ北部アカ族の社会・生活・文化の変容と学校教育―センチャルン・マイ村の一九九一年から二〇〇四年
第4章 韓国における学校の裁量権拡大を主軸とする教育改革
第5章 中国における環境教育の広がり
終章 日本の教育改革が進むべき方向
著者等紹介
諏訪哲郎[スワテツオ]
1949年生まれ。文化地理学専攻。東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。理学博士。現在は学習院大学文学部教授。日中韓環境教育協力会代表
斉藤利彦[サイトウトシヒコ]
1953年生まれ。日本教育史専攻。1977年東京大学法学部卒業。1984年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在は学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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