出版社内容情報
孫文の秘書兼通訳で国民党きっての日本通として知られる戴季陶の対日観に焦点を当て、彼の政治思想との内的連関を検討する。戴季陶「我が日本観」全訳付。
内容説明
孫文の秘書兼通訳、蒋介石政権の思想的支柱、国民党きっての日本通であった戴季陶(一八九一~一九四九)の対日観と、彼の政治思想との内的連関を検討。資料として、戴季陶「我が日本観」全訳を付す。
目次
序章 戴季陶と対日観をめぐって
第1章 初期の活動と対日観
第2章 五四時期の思想と対日観
第3章 第一次国共合作時期の戴季陶
第4章 国民革命時期の対日観
終章 満州事変と戴季陶
付録 我が日本観(戴季陶)
著者等紹介
嵯峨隆[サガタカシ]
1952年秋田県生まれ。慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程満期退学。現在、静岡県立大学教授。法学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。