出版社内容情報
中小企業法制研究の第一人者による我が国中小企業法制の在り方に対する提言。経済法としての中小企業法制は、不当廉売禁止や大規模小売店舗立地規制のように、競争と調整の原理に基づくものであるべきである、という著者の主張と研究を纏めた書。
目次
序章 経済法の基礎
第1章 中小企業法制の理論的基礎―競争原理と調整原理は抵触するか
第2章 カルテルの禁止
第3章 課徴金と損害賠償の効率性
第4章 不当廉売の規制
第5章 競争原理と中小企業法制
第6章 大規模小売店舗法の社会的役割―調整原理に支えられた競争を
対談 調整原理の視点を欠く大店法改廃論
著者等紹介
大野正道[オオノマサミチ]
昭和24年富山県生まれ。昭和47年東京大学法学部卒業。平成16年弁護士登録。平成20年博士(法学)(筑波大学)。現在、筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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