人生二毛作社会を創る―企業ミドルの生き方改革による長寿社会の再構築

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784496048326
  • NDC分類 366.28
  • Cコード C3034

目次

序章 人生二毛作社会への展望(超高齢社会がやってきた;雇用延長の試み;雇用延長が抱えるリスク;キャリア自立の必然;「静かなる志士」達の時代)
第1章 高齢者雇用延長の見通し(高齢者雇用延長の背景;雇用延長の考え方;日本の定年制の特徴;定年制の機能低下;低成長経済への移行と企業の対応;日本の雇用延長制度の意味;高齢者ロックインによる社会的悪影響;エイジフリー社会への道程;人生二毛作社会の展望;人生二毛作社会のメリット)
第2章 出でよニモラー達(中高齢者の労働力移動は可能か;ニモラー活躍の現場から;ニモラーの強み;広がる活躍の場)
第3章 何故できない二毛作(高齢者雇用の現実と三つの既成観念;終身雇用;企業特殊的熟練;大企業OBの適応能力に対する懐疑;三つの既成観念の検証)
第4章 人生二毛作社会への処方箋(社会の枠組みの重要性;企業ミドルの気づきと行動;人材育成に対する企業の取り組みの転換;企業による「卒業」の支援;政府の役割)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mc6ρ助

3
現役の経済官僚の手になり、現在の日本経済・労働環境を分析する視点は広く鋭いが、「人生二毛作」、「ニモラー」というネーミングセンスはいただけない。その対策は、煎じ詰めれば、大企業の中高年層がその立場に胡座をかくことなく自らの仕事を創造し後進に道を譲れば若年層の雇用も改善しみんなハッピー、と読める。『長期間継続して勤務していれば昇進していくが、・・組織内での地位が高くなり、・・影響力を行使できることが仕事能力の高さと評価され、更に立場が強化される・・日本型人材育成・・(p15)』これでは外には出られないよね。2016/03/26

2
キャリアの自立が必要としているので、シニアになったときの自分に言いたいと思った。現役/高齢者比率の推移という面白い視点からのグラフがあった。高齢者雇用の拡大は若者と女性労働力の押し出し効果があるとしている。壮年期と老年期の間に二毛作期がライフサイクルに加わるとしている。ニモラーという人間的魅力を持った人から学ぶことは非常に多いのではないかと思った。偶発性理論というキャリア理論がある。2015/12/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4503277
  • ご注意事項

最近チェックした商品