内容説明
非常に厳しい経営環境の中、日本の製造業は、その数を大幅に減少させてきた。都市型製造業集積の中小製造業も例外ではない。しかし、最大の困難に直面してきたからこそ、力強く生き抜く経営思考や手法を編み出してきた。本書は、豊富な実態調査に基づいて、人材採用と育成、生産技術の改善と改良、新製品・新技術の開発と導入、連携・組織化の革新的な取組と次世代リーダーの育成など、中小製造業に求められる経営の姿を提言した。
目次
第１章 経営環境のパラダイム転換
第２章 廃業する企業と空洞化する業種
第３章 枯渇する人的資源と分業構造上の課題
第４章 社会的分業と連携構造の変貌
第５章 企業発展に資する経営者の決断と思考習慣の転換
第６章 競争に打ち勝つ挑戦的な中小製造業の経営
第７章 革新的連携・組織化の動きと展望
第８章 求められる地域リーダーとその育成
著者等紹介
森下正［モリシタタダシ］
１９６５年埼玉県生まれ。８９年に明治大学政治経済学部卒業後、同大学院政治経済学研究科経済学専攻博士前期課程に進学、９４年に同博士後期課程単位取得・退学。現在、明治大学政治経済学部専任教授。専門分野は中小企業論、工業政策。博士（経済学）。２００３年より明治大学社会連携促進知財本部本部員として産学官連携を現場で実践（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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