内容説明
平成17年、中小企業庁編『中小企業の財務指標』が半世紀ぶりにリニューアルされ発行されました。指標の今日性やサンプル企業数の大幅増加といった利点がある反面で、膨大な量の財務情報を提供するがゆえ、手にした利用者の戸惑いがみられるのも事実であります。本書は、そのような方々のお役に立つべく、利用者の視点に立って、『中小企業の財務指標』の活用法を、詳細かつ実務に即した形で説明しようとするものです。また「財務指標」は、企業の現状分析を行う際での活用から、さらに経営計画や経営改善計画といった企業の将来ビジョンの策定に対しても活用できると考えられるため、そのような流れをもって章を構成しております。また巻末には、『お役立ちシート』として、『現状分析シート』、『経営計画作成シート』詳細版・簡易版を掲載しております。
目次
第1章 リニューアルされた『中小企業の財務指標』
第2章 財務分析の基礎知識
第3章 「財務指標」の指標項目の紹介
第4章 「財務指標」の活用―はじめる前に
第5章 「財務指標」の活用―現状分析
第6章 「財務指標」の活用―経営計画
第7章 「財務指標」の活用事例
参考 「お役立ちシート」記載マニュアル
著者等紹介
保科悦久[ホシナヨシヒサ]
1966年静岡県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。監査法人退職後、公認会計士事務所を開設し、大手企業の財務会計・管理会計のコンサルティングや、中小企業の経営戦略から経理・税務までの一連のアドバイス業務を行なっている。公認会計士、税理士、中小企業診断士、ITコーディネータ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。