内容説明
どんなに経営環境の厳しい時代でも、見渡せばなお業績を上げている企業がある。成功の要因は、新製品の開発やコストダウンなどさまざまあるが、根本的には、「どれだけ顧客の支持を得たか」、これに尽きる。本書ではその好例といえる18社(17業種)を取り上げ、企業の哲学から前線で行なわれている具体的な戦術まで、写真や表などの資料とともに分かりやすい形で掲載した。
目次
1 哲学を教育に活かす(すべての「患者さま」に老後の安心と輝きを。サービス業に徹する老人専門病院―青梅慶友病院;社長と社員が1年間毎日メール交換。「行列のできる工務店」の土台は徹底した社員教育―近代ホーム ほか)
2 コアターゲットを絞り込む(とげぬき地蔵を核に、多様な200店舗で中高年客を集客。にぎわいの絶えない下町商店街―巣鴨地蔵通り商店街;「損得よりも善悪を尊重」。平均単価6万円の高付加価値メガネで固定客化―イワキメガネ ほか)
3 ファンづくりに徹する(120販売店すべてに付加価値を。本社主導のCSプロジェクトでブランド力を強化―ハーレーダビッドソンジャパン;革の素材に合わせた独自のバッグづくりとアフターサービスで顧客名簿は110万人―イビサ ほか)
4 ニーズ対応で顧客をつかむ(私ならこうする私しかできない。「なら・しか」運動でブランド強化―はとバス;漢方薬局は現代の駆け込み寺。「相談薬局」として個人の生活をサポート―薬日本堂 ほか)
5 商品差別化で生き残る(葬儀に感動とサプライズを。遺族との信頼関係を育む新進気鋭の葬儀会社―アーバンフューネスコーポレーション;18歳人口の減少に先手。明るい、楽しい、おしゃれな顧客志向の教習所―コヤマドライビングスクール ほか)
6 すべては逆境から始まる(社員の一生を変えるほどの教育は毎朝、店舗外1kmの掃除から始まる―ホンダクリオ新神奈川;知る、考える、つくる。顧客の好奇心と良心に働きかけ、ものづくり魂への共感を得る―モクモク手づくりファーム ほか)
著者等紹介
瀬戸川礼子[セトガワレイコ]
宿泊・飲食産業の業界誌『週刊ホテルレストラン』(オータパブリケイションズ)の副編集長を経て、2000年よりジャーナリストとして独立。現在は、長年専門分野としてきたホテル業・旅館業の取材のみならず、「サービス」という広い視点から新聞・雑誌等においてさまざまな業種の取材・執筆に当たっている。また講演活動やインターネットYahooBBの動画トラベルサイト「人・旅・ふたたび」でインタビュアー兼案内役も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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