内容説明
欧米流の“戦略論を基軸としたコンサルティング理論”と、我が国独自の、経営診断の現場で培われた“管理面を主舞台にしたコンサルティングの技法”は、水と油か?はたまたこれらが融合することで、パラダイムシフトが起きるのか?欧米流の流れを汲むべく改革された中小企業診断制度の背景に潜む、このような「違和感」を明らかにするところから、コンサルティングおよび経営診断の要諦を学んでいく。
目次
第1章 コンサルティング理論(コンサルティングの基本;コンサルティング業務の概要;コンサルティングの諸形態;コンサルティングの基盤としての経営管理論)
第2章 中小企業のコンサルティング・経営診断(中小企業の定義と特質;中小企業の存立形態;中小企業の経営形態と特性;中小企業施策としての経営診断;新制度における中小企業診断士の活動分野と新たな展開)
第3章 コンサルティング業務(コンサルティング業務のプロセス;予備診断業務;本診断への準備;本診断;報告書の項目構成と作成の留意点;プレゼンテーション;改善策の実施;変革の推進)
第4章 コンサルティング技法とツール(経営分析;問題解決の技法;問題構造図を用いたアプローチ事例;問題志向型と課題志向型のコンサルティング技法;企業特性とAI思考からコンサルティング技法への展開;コンサルティング・ツール)
第5章 事例研究―中小企業診断士第2次試験問題より(中小企業診断士第2次試験の特徴;過去の出題事例にみる問題概要と着眼点 ほか)
著者等紹介
竹本次郎[タケモトジロウ]
1959年、鹿児島大学卒業。東京都労働経済局商工指導所・工業部主任指導員、近代化診断部長を経て、(株)竹本経営企画代表、上武大学経営情報学部および大学院経営管理研究科教授。工場診断実績2500件余。台湾・タイでの中小企業診断士養成課程へのエキスパート派遣。昭和51年優良中小企業診断士として中小企業長官賞を受賞。中小企業診断士、実践経営学会理事、経営情報学会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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