これからの高齢者医療―団塊の世代が老いるとき

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784496039928
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

内容説明

高齢社会は人類の理想のひとつの到達点だが、しかし、国民医療費の多くを費やす高齢者の医療費をどう考えていけばいいのか。これは日本人に課せられた大きな宿題である。2007年には団塊の世代が定年を迎え、2015年には老人に、2025年には後期高齢者に突入する。医療費・社会保障費は、そのとき待ったなしの正念場を迎える。医療費、在宅医療、健康寿命の延伸、そして「老い」をどう考えていくか。基本的なことを押さえながら「高齢者医療」に取り組むための戦略、思想を考えていこうというスタンスで、この本は編まれた。

目次

第1章 高齢者医療と財源
第2章 「在宅医療を選択する」こと
第3章 在宅医療の費用と経済評価
第4章 少子高齢化と「ぴんぴんころり」(PPK)
第5章 “老い”を問い直す
第6章 高齢者医療を考える
第7章 座談会・高齢者医療の行方を考える

著者等紹介

大久保一郎[オオクボイチロウ]
1956年神奈川県生まれ。1982年筑波大学医学専門学群卒業。同年厚生省に医系技官として入省。統計情報部、国立病院部、医療課、政策課、結核感染症課等にて、各種の保健医療行政施策の立案に関与してきた。2000年より筑波大学社会医学系教授。2004年より同大学人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻長。1983年Master of Public Health(国立公衆衛生院)、1993年博士(医学)。1987年から2年間ペンシルバニア大学医学部で臨床経済学を学ぶ。専門は保健医療政策学、臨床経済学

菅原民枝[スガワラタミエ]
島根県生まれ。2001年筑波大学大学院人間総合科学研究科入学、保健医療政策学を専攻。2003年同大学にてヒューマン・ケア科学修士取得。現在、筑波大学大学院博士課程。在宅医療の臨床経済学的評価、一般用医薬品(スイッチOTC)の需要分析等の研究を行っている

武藤正樹[ムトウマサキ]
1949年神奈川県生まれ。1978年、新潟大学大学院医科研究科修了。ニューヨーク州立大学留学後、厚生省関東信越地方医務局指導課長、国立診療所村松病院副院長、国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長を経て、独立行政法人国立病院機構長野病院副院長。医療マネジメント学会理事、日本ジェネリック研究会会長等としても活躍中

和田努[ワダツトム]
1936年広島県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、NHKに入局。テレビのプロデューサー、ディレクターとして、数多くの作品を制作・演出。主に原爆問題、医療問題を扱った番組で評価を受ける。1972年にNHKを退職。医療・福祉を中心にしたフリーのジャーナリスト。日本大学大学院グローバル・ビジネス研究科客員教授
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