内容説明
産業集積をめぐる厳しい状況が続く中で、新たな挑戦に成功する中小企業や、ネットワークづくりに取り組む支援機関・自治体など、国内完結型にこだわらない新たな動きが各地の産業集積で始まっている。本書では、東葛地域、諏訪・岡谷地域、長岡地域の具体例を通して、地域資源の新たな活用法、これからの創造的・想像的な産業集積のあり方を詳説した。
目次
第1部 産業集積地域の現状(産業集積地域の動向―環境変化と集積内外の分業構造の再編成;中小製造業の存立要件の変化とその対応―中小企業の経営革新とネットワーキング;地域中小企業支援の取り組み)
第2部 3地域における新たな胎動(東葛地域―産・学コミュニティの形成が織りなす新しい産業集積の可能性;諏訪・岡谷地域―精密機械加工技術を核とした市場開拓と企業ネットワークの再構築;長岡地域―中堅・中小企業の台頭と地域の構造変化)
第3部 今後の産業集積地域のあり方(新たな胎動を生み出す地域産業集積の機能―3地域間の比較から;新しい産業集積を目指して)