日本のエネルギー産業―政治経済学の視点から見た規制緩和と環境への影響

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 202p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784496034008
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C3033

内容説明

国際的に割高なエネルギー価格は、規制緩和で大幅に下がり、経済の再活性化が促されるか。流動化する中東情勢に、エネルギー安全保障面でどう対応するか。市場万能主義に伴ってエネルギー源が化石燃料へとシフトし、地球環境を悪化させないか。京都メカニズムの活用、クリーンエネルギーや原子力発電の導入など、効果的な政策を打ち出せるか。本書は政治経済学的視点から、トレードオフ関係にあるこれら諸問題を具体的に検証する。

目次

第1部 持続的経済成長とエネルギー・セキュリティー(世界不況と産業競争力;中東情勢とエネルギー・セキュリティー問題 ほか)
第2部 日本のエネルギー産業と規制緩和(合従連衡時代の到来;電力事業の規制緩和と公的介入 ほか)
第3部 地球温暖化対策と経済的手段(地球温暖化対策のパワー・ポリティクス;日本の温暖化対策)
第4部 地球温暖化対策とエネルギー・シフト(「クリーン・エネルギー」へのシフト;安全と安心との間で揺れる原子力)

著者等紹介

西村隆夫[ニシムラタカオ]
1950年生まれ、東京大学工学部都市工学科卒業、University of Pennsylvania修士(地域経済及びエネルギー政策)卒業、同大博士課程単位取得終了。通商産業省入省後、経済企画庁、UNIDO(国連工業開発機関)、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、国際機関ASEANセンター(貿易投資観光促進センター)などへの出向を経て、通産省工業技術院・研究開発官を最後に退官。その間、IEA(国際エネルギー機関)・バイオ国際協定の専門家委員及び自動車石油代替エネルギー国際協定の執行委員、並びにIEA・CRT(技術研究開発)副議長を務める。1999年より桜美林大学経営政策学部教授(大学院国際学研究科教授を兼任)、2002年より東京大学先端科学技術研究センター客員研究員を兼任。埼玉大学大学院、東京大学大学院、工学院大学において非常勤講師を務めた。NEDO「LCA(ライフサイクルアセスメント)調査推進委員会」委員、中小企業総合事業団「ベンチャー・ビジネス技術開発企業選定委員会」委員。専門分野は産業政策(中小企業政策を含む)、環境・エネルギー政策、経済・技術協力
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品