月の石〈下巻〉―都市復権にかけた中馬馨 命の軌跡

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 402p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784496031908
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

目次

第3章 野人翔ぶ(中馬、人間交流の多彩;中馬、市長選に敗れ野に下る;中馬馨、第十三代大阪市長となる;選挙公約の一・土性骨のある市政;選挙公約の二・大きな計画;選挙公約の三・市民に直結する清潔な市政)
第4章 野人捨身(国をリードした都市産業公害対策;中馬市政、大事件・大事故に遭う;追加した公約・都市問題解決の先頭に立つ;市政に夢を「文化の町」;死生一如・雑草、野に還る)

著者等紹介

黒田隆幸[クロダタカユキ]
昭和7年(1932年)香川県小豆島に生まれる。和歌山大学経済学部卒業後、(株)大東化学工業所(現ダイトーケミックス)に入社。在社中社外有志と経営研究会「大阪ビジネス同友会」を設立し代表幹事に就任、会長に江崎グリコ社長江崎利一氏を迎え8年にわたりその知遇を受ける。大東化学の総務・営業・製造の担当役員。公害処理の関係企業経営担当を経て同社を退社。平成3年黒田事務所を開設、都市環境行政および大阪市政研究に取り組む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

16
中馬馨は偉大な大阪市長だということがよく分かりました。大阪駅前ビル建設、新大阪駅前区画整理、地下鉄建設、万博誘致と困難な事業を次々と実現させ、天六ガス爆発事故の遺族との話し合い・補償も乗り切った手腕は絶賛に値します。橋下徹大阪市長の執務机の上には、この本が置かれていたというのを聞いたことがあります。今の橋下さんがどんなに努力しても中馬さんを超えるのは並大抵のことではできないだろうと思われます。「人の心を動かすことができるのは、中馬さんのように誠心誠意を尽くすこと」。結局そこに行き着くのでしょう。2012/11/11

げん

1
このほんは、大阪万博、おおさかの地下鉄を拡張し、市民から絶大な支持を得て、在任中になくなった中馬馨元大阪市長の物語である。なくなったとき、私は、9歳。大阪在住でしたが知りませんでした。大阪出身の代議士、中馬弘毅氏の父親というのも知りませんでした。昔の大阪市長に真剣に大阪のことを考えて、池田隼人や佐藤栄作と対峙した偉い人が、いたんだな、と感動した。私は、当時の大阪万博には17回行き、結局覚えているが、入場者数トップは、アメリカ合衆国館でいつも長蛇の列だった。アポロ11号の月の石も中馬馨が交渉したんだ。2015/02/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2150281
  • ご注意事項

最近チェックした商品