内容説明
個々の企業が再構築され、産業そのものが再編成されていくという大きな流れのなかで、アメリカをはじめとする自由主義経済体制下の企業は、自らを変身させていく必要に迫られている。本書は、外部成長の典型として企業買収・合併活動を位置づけることによって、企業成長を指向する経営戦略としての企業買収・合併活動の本質を見つめ、併せてその財務的な側面からの考察を加えることを試みている。
目次
第1章 経営戦略としてのM&A活動
第2章 M&A活動の歴史的展開
第3章 事業分割を支えるLOB
第4章 買収システムとしてのLBO
第5章 TOBをめぐる諸問題
第6章 ターゲット企業へのアプローチ
第7章 買収にかかわる攻防戦
第8章 M&A前後のターゲット評価
第9章 わが国におけるM&A