出版社内容情報
儒教が現代の政治・経済に閉塞状態をもたらした!?「士農工商」をキーワードに、江戸時代から現代にいたる日本人の政治・経済・社会観をさぐる。
内容説明
士農工商にもとづく身分制(市民)社会には400年におよぶドラマがある。本書は官僚支配のもたらした閉塞の壁を突き破り21世紀へ向けて発展の道を探る。
目次
序章 いまなぜ士農工商か?
第1章 士農工商論
第2章 士農工商のかたち
第3章 儒学者の政策提言
第4章 財政破綻の日・中比較
第5章 明治維新と「四民平等」政策
第6章 商工業自立の思想
第7章 天皇制下の内務官僚と民衆
終章 身分制市民社会を超えられるか?