内容説明
法律学の在り方を考える出発点。商人達が日常取引のなかから生み出した知恵の結晶、慣習法から学ぶ円滑なビジネス活動のための自然則を探る。
目次
プロローグ 国際ビジネスのルール―国家法と国際商慣習法
第1部 国際契約ルール誕生のメカニズム(商人による私的秩序形成と国家法の役割;プラント輸出契約のルールづくり;手続法上のlex mercatoria:国際商事仲裁の過去、現在、未来)
第2部 自然発生のルールからグローバル・スタンダードへ(ICCは何をしたか;モデル法の母としてのアメリカ法―UCCとリステイトメントの来し方・行く末;CISGからユニドロワ国際商事契約原則へ―国際的な契約法の調和に向けて)
エピローグ これからの契約と契約法の展望―水平的秩序としての契約環境を求めて
著者等紹介
絹巻康史[キヌマキヤスシ]
拓殖大学商学部・大学院教授。国際商取引学会会長。神戸大学法学部卒業。丸紅米国会社副社長(兼)ヒューストン支店長、丸紅イラン会社社長、日本福祉大学経済学部教授を経て現職。国際取引論、貿易契約論、国際取引法、多国籍企業論を担当し、神戸大学法学部および明治学院大学法学部の非常勤講師を歴任
齋藤彰[サイトウアキラ]
神戸大学法科大学院教授。神戸大学法学部卒業。神戸大学法学研究科で比較契約および国際取引法を研究。商船三井にて自動車専用船に関する業務に従事。摂南大学法学部専任講師、スコットランド・アバディーン大学LL.M.、関西大学法学部助教授・教授を経て現職。専門は、国際取引法、国際私法、比較法文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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