出版社内容情報
人類と自然との共生をキーワードにパートナーシップマーケティングを提唱し、その影響と効果を考察する。これからのサービスマーケティング研究に新しい展望をひらく!
内容説明
今日までのところリレーションシップマーケティングは、企業のターゲット市場の顧客のリテンションしか視野に入れていないが、モノと同様に資源・環境・公害等々への対処についての配慮が必要である。サービスは一面でモノの利用の仕方(ソフト)をサービスの利用者・購入者に提供するわけであるから、その意味ではモノ以上に当事者間で発生するサービスが、それに直接係わりを持たない第三者(地域社会・周辺環境をも含む)への影響は大きいと考えられる。サービスのマーケティングの課題は当面のところ地球という閉じられた世界の中で、人類が自然との共生関係の維持を意識する文化をつくり出すことであり、それは自然とのパートナーシップを保ち、さらなるパートナーシップの形成に努力することである。
目次
第1部 サービスとマーケティング(サービスに関する既存概念;サービスの構造;サービスのプロセスと成果 ほか)
第2部 サービスマーケティングマネジメント(サービス業のマーケティング;サービスのクオリティと満足;サービスエンカウンターと顧客の参加 ほか)
第3部 サービスマーケティングとパートナーシップ(サービスにおける顧客との接点)