出版社内容情報
消費者側から、製品の生産・流通過程での環境汚染を防ぐように働きかけるにはどうすればよいか。グリーンプロシューマリズムの理念を明らかにするとともにシステムの構築を試みる。
内容説明
石油化学文明のもたらしたEDCが96年以降、特に問題になりだしてから、「消費」生活者活動は、質的に変わってきたのではないか?日本有機農業研究会が言っている、生産者と「消費」者の提携=産「消」提携がますます大事になっている。食品だけでなく、衣住も入れて環境ホルモンを考え、それらの生産→流通→「消費」→リサイクル(→廃棄)の全体(動脈スターター型LC)を考え、さらにそれを進め、もう一ひねりした静脈スターター型のIMLCを配慮せねばならない転換期に差し掛かっているのではないか?私達ユーザーは、有機農業運動を中軸に置いたグリーンプロシューマリズムを起こして未来を奪還し、幸せになりたい。「未来を失うわけにはいかない」(スキャケベク・N・E講演会)「まだ、まにあうのなら」(甘藷)。本書は、そのような願いから生まれた。
目次
第1編 グリーンプロシューマリズム誕生―インフラ整備と理念(分業とその超克;グリーンプロシューマリズム・マーケティング;グリーンプロシューマリズム連鎖)
第2編 グリーンプロシューマリズム戦略―システム構築と運動(プロシューマリズムとシステム;ISO14001代表事例紹介;ニュージーランドの有機農産物マーケティング)
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