内容説明
どうすれば、「問題社員」を採らずにすむのか?現場から、「いい人を採用してくれてありがとう」と言われるには?こうすれば、「採用担当者の悩み」は解決できる。
目次
1章 もし、問題社員を採用してしまうと
2章 問題社員の共通点とは
3章 問題社員を入口段階で見きわめよう
4章 書類選考で見きわめよう
5章 面接で見きわめよう
6章 筆記試験で見きわめよう
7章 グループディスカッションで見きわめよう
8章 採用のミスマッチをなくすために
著者等紹介
松下直子[マツシタナオコ]
社会保険労務士、人事コンサルタント。株式会社オフィスあん代表取締役。AZ合同事務所主宰。神戸大学卒業後、江崎グリコ株式会社に入社。新規開拓の営業職、報道担当の広報職、人事労務職を歴任。人事部門では、採用、育成、人事制度設計と運用、労務管理と幅広く人事業務に携わる。現在は、社会保険労務士、人事コンサルタントとして顧問先の支援にあたる一方で、民間企業や自治体からの研修依頼は、年間200本を超える(2011年実績)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
65
中々採用する人側から見た人事を見たことがなかったので良かった。2013/04/21
あこ
27
3.8B 参考になる。面接では、会話は縦に持っていくのが鉄則。応募者自身の言葉で語らせる。何かひとつの項目に対して徹底的に具体的に訊いていく。思いを聞くのではなく、行動と行動に伴う「感情」「受け止め方」を聞く。未来を語ってもらっても、そこに「その人らしさ」はない。「その人らしさ」は、今までやってきたことと過去にしかない。また、その人らしさは結果ではなくプロセスにあり。先生に対する印象を聞くのも良い。今の自社の身の丈に合った採用しかできない。いい採用をしたければ、いい組織を作ること。(積読本消化3冊目)2022/03/27
sas
15
問題社員を採用してしまうと、現場の仕事を阻害し、時間を食い潰してしまう。問題社員の共通点は、他者否定・自己否定、基本的な社会人生活に支障をきたす、指示待ち・受身、周囲からかまってもらえない、空回り等がある。問題社員を採用時(書類選考、面接、筆記試験、グループディスカッション)に見極める具体的なやり方が書かれている。非常に実践的な内容で大変参考になる。「またあなたと一緒に仕事をしたい」と言われるような社員でいっぱいにすることが組織の継続、会社の成長には必須だという考え方には納得した。良本。2016/01/10
きいち
12
「人事にたずさわる者がきれいごとを語れなくなったらおしまい」と、タイトルからは想像つかないところに着地する、これもまたとても戦略的な本。著者が変えたいのは、このタイトルに安易に、でも切実に惹かれてしまう人であろうからだ。例えば「メンタルは採用の問題じゃなく労務管理の問題」なんて真正面から言ってもそういう人たちには響いてくれないけど、この文脈なら聞く耳持ってくれる可能性が手に入るもの。政治的思考。2013/04/23
YJ
9
具体的でわかりやすく、面白かった!採ってはならない人とは、この企業存続という採用活動の目的から逸脱する人。採用担当者としての使命を思うなら、最後はテクニックではなく、この自らの身体と頭と心をきちんと使うこと。この己の五感をせいいっぱい磨くこと。2017/03/17