出版社内容情報
■イノベーションへと導く「アート思考」
企業が成長し続けるには、常にイノベーションに挑戦することが求められます。
近年はビジネスの参入障壁が非常に低くなり、従来の事業を続けているだけでは、
競合企業や新規参入してきた企業にいつ追い抜かれるとも限りません。
環境の変化も大きく、お客さんのニーズも常に変化しています。
しかし、イノベーションの重要性は広く認識されているものの、
どのようにすればイノベーションを起こすことができるのか、
その解はいまだに明らかになっていません。
本書では、「アート思考」を使ってイノベーションを起こすということにフォーカス。
「アーティストが作品を制作する過程での着眼点や問題意識、
それらを発展させていくための思考方法」
として、特に現代アートのアーティストたちが作品を制作する際に発揮する
「自らの関心・興味を起点に、革新的なコンセプトを創出する思考」
を身につけ、イノベーションを実現していくためのヒントをお伝えしていきます。
企業とアーティストのコラボ「アーティスティック・インターベンション」の事例、
次世代イノベーターを育てる思考ワーク、SDGsへの取り組みのヒント……
新たな発想で新たな価値を生む
これまでにないイノベーションの起こし方。
【見えないモノを可視化する現代アート3つの力】
①革新を生み出す「飛躍力」
②常識を覆す「突破力」
③実現を促す「共感力」
【本書で取り上げているアーティスト、企業事例(掲載順)】
■名和晃平、久保田沙耶、篠田太郎、加藤翼、AKI INOMATA、岡田裕子、崔在銀、田村友一郎、藤井光、サイモン・フジワラ、北桂樹、オラファー・エリアソン、日比野克彦、長谷川愛、藤元明、チームラボ、杉本博司etc.
■ヤマハ「TENORI-ON」、グーグル「トラッカージャケット」、藝大×コープ「コープデリ」、コニカミノルタ、マクドナルド「マクドナルドラジオ大学」etc.
内容説明
見えないモノを可視化する現代アート3つの力をビジネスに活かす具体策。アーティストと協業した企業事例、次世代イノベーターを育てる思考ワーク、SDGsへの取り組みのヒント…これまでにないイノベーションの起こし方。
目次
Prologue―イノベーションへと導く「アート思考」
第1章 これまでにないイノベーションを起こす「アート思考」
第2章 革新的なコンセプトを考え、実現させるアーティストの3つの力
第3章 「アート思考」の実践1 「アート思考」を身につけるワーク5つのステップ
第4章 「アート思考」の実践2 アーティストと協業する「アーティスティック・インターベンション」
第5章 「アート思考」の実践3 アートから得るSDGsの新たな視点
Epilogue―「アート思考」で「2回目のコペルニクス的転回」を目指す
著者等紹介
長谷川一英[ハセガワカズヒデ]
株式会社E&K Associates代表。青山学院大学大学院国際マネジメント研究科非常勤講師。1962年東京生まれ。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。芝浦工業大学工学マネジメント研究科(MOT)修了。日本と米国の製薬企業に通算28年間在籍し、創薬研究、経営企画などを行なう。新薬の成功確率は3万1000分の1といわれるなか、イノベーション創出について研究してきた。2018年10月より現職。現代アートのイベントを主催、アーティストと交流する中で、「アーティストの思考の飛躍が産業界のイノベーション創出を促すこと」を構想。アート思考によるイノベーション人材育成プログラムを開発。文化庁令和2年度文化経済戦略推進事業として、アーティスティック・インターベンション事業を実施。アーティストと産業界とのコラボレーションにより、イノベーティブな社会ができることを期待している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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