出版社内容情報
近年、物流の小口化・配送の多頻度化・リードタイムの短縮が顕著である。一方、ドライバー不足や自然災害による物流の寸断などへのリスク管理も重要である。重要性を増す物流の、拠点戦略、配送戦略などを解説する。
内容説明
荷物の小口多様化、配送の多頻度化、リードタイムの短縮化、ECの加速…物流事情を取り巻く環境は、今、どうなっている?ドライバー不足、災害による物流網の寸断…物流におけるリスクや課題はどんなこと?拠点戦略と配送戦略、小売り・EC事業における物流戦略、高度化する物流の技術革新など日々、役割が増す物流のしくみについて、基本から解説。
目次
物流とは
物流ネットワーク
物流拠点(ノード)
輸配送(モード)
物流を重視する小売業の取り組み
ECの拡大と物流
物流におけるラストワンマイルの課題
3PL(3rd Party Logistics)
物流と情報
物流における環境戦略
物流危機
物流における技術革新
著者等紹介
田中康仁[タナカヤスヒト]
流通科学大学商学部教授。1974年岡山県生まれ。神戸大学大学院修了。博士(工学)。1999年に広島商船高等専門学校流通情報工学科助手、講師、准教授。2013年4月より流通科学大学総合政策学部准教授、2015年4月商学部准教授を経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののたま
4
講義をまとめた本とのこと うまくまとめられていて、入門にはぴったり ただ内容が基礎的すぎるかも2024/06/05
Kb54081271Kb
1
実はは仕事が本の流通の仕事なので、たまには自己啓発しないとということで物流の本は時々読みます。特に目新しいことはない内容なのですが、最近の物流事情が分かりやすくまとめられています。今更ながらロケーションやハブアンドスポークの考え方を再発見したことが収穫かな。2023/07/29
ゼロ投資大学
1
物流を担うトラックドライバーが慢性的に不足することが予想され、物流網の一層の効率化と自動化が求められる時代になった。やはり物流網を自前で構築している企業は強い印象を受けた。コンビニは商品スペースを確保するためにバックヤードが狭く、商品を頻繁に配送してもらわなければならない。知恵を出して、より優れた物流網を築いてきた知見は非常に参考になる。2024/01/07
ぞろElwood
0
★★★
Sachiko
0
物流に関する基本的な本。物流初心者なら最初に読んでも良いかも。 個人的には、最後にある、物流DX、フィジカルインターネットあたりと、共同配送について深掘り必要かなと。末尾の参考文献一覧からも、読んでみたい本がありそう。2023/05/28