出版社内容情報
農協に頼らない「消費者への直販(ダイレクト・マーケティング)」で、自立した農業経営を実現できる!日本一のメロン直販農家が積み重ねてきた直販のノウハウを解説。
内容説明
今こそ、農家は「自分で売る力」を取り戻す時。“農産物過剰時代”を生き抜く驚異の販売システム!
目次
1章 小さな農家が“直販の道”を選んだ理由
2章 直売所をはじめてお客様に直販するとき大切な4つのポイント
3章 最強の農業経営「農業+直接販売」モデル
4章 お客様との関係性を深め、ファンが増え続ける農家になる
5章 生産から収穫、発送まで「どうやったらできるか?」を考え抜く
6章 社員・スタッフがいきいきと活躍する農園作り
著者等紹介
寺坂祐一[テラサカユウイチ]
寺坂農園株式会社代表取締役。ダイレクト・マーケティングを駆使することで圧倒的な売上をあげ続けている。2013年、農業生産法人と販売会社を2社設立。北海道での農家のインターネット販売ではトップクラス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
13
北海道で寺坂農園というメロンの直売所を経営している寺坂さんの、農業で稼ぐための指南書ともいうべき本です。いいもの作ったら売れるというマインドは我々にありがちですが、実際は農業でも工業でも、いかに売るかを考えることが非常に大切だと考えさせれました。農業簿記では、土地x労働力x資本=売上だそうですが、ダイレクトマーケティングでは、(見込み客x成約数)x単価x頻度=売上だそうです。商売で最も大切なものは顧客リストだと書いていますが、この式はまさに顧客があって成り立つものだと思います。ビジネスマン必読です。2023/04/20
244242
4
著者が実際に農家を継いでから年商一億に達するまでやってきたことを書かれているので説得力がありました。 著者もセミナーに参加したり本を読んだり勉強をさされているので、販売や接客、仕事に対する姿勢などについてが話のほとんどで、実際に知っていても実践するのが難しいということがわかりました。 とにかく顧客を獲得し、リピーターとなってもらうこと、そのために日々SNSなどで情報を発信、製品管理をしっかりやり誠実に対応、そして信頼してもらうことがリピーターの獲得に大きく影響する。 2017/08/14
Jiemon
4
18歳で就農し、極貧の状況から年商1億円超の農家になるまでの経緯。野菜をただ作ってJAに卸しているだけではなく、自分自身で販路を切り開いて行くことで利益率が劇的に改善。国道沿いにメロンの直売所をオープンし、IT革命の時流に乗りhomepage、facebook、brogを使って情報発信を行う。年商5千万を超えた頃から徐々に現場の仕事(農作業)から脱けて、経営者がやるべき仕事に力を入れていった。自分じゃなきゃいけないと思った仕事は実はスタッフでもできる仕事であった。明確な目標が新しい挑戦への動機付けとなる。2017/08/16
ジロ
3
メロン農家の直販で1億円売上ている内容が書かれている。 やはり直販で大事なのは情報発信。この方も毎日ブログで情報発信されていた。JAに頼らず自分で売るには自分がどういう農家なのか知ってもらう必要がある。2020/12/31
Fみほ
3
直販をするために、お客様目線になって、地道にSNSなどで集客をするという戦略です。なかなかできないことです。栽培環境や従業員をやる気にさせる方法など、参考になります。2017/04/20