内容説明
“グローバリゼーション”と“国際通貨”との関連を多角的に分析し覇権の論理に再考を迫る。国際経済関係の現在は、「揺れる覇権と通貨」の構図とその力学であり、これが本書のアプローチとなっている。
目次
第1部 覇権の構図―アメリカと国際経済関係(覇権国経済のグローバル・リスク;経済覇権の基盤:IT革新;覇権国の通貨外交;アメリカ通商政策と覇権;中国のFTA戦略とアジアの覇権)
第2部 国際通貨の力学―ドルと国際経済関係(基軸通貨国アメリカの為替政策;欧州通貨協力の挑戦と模索;アジア通貨・金融協力と日本;台頭する中国と人民元戦略;国際通貨体制と為替相場制度)
著者等紹介
新岡智[ニイオカサトシ]
1954年青森県生まれ。関東学院大学経済学部教授。専門はアメリカ経済論、国際経済政策論
上川孝夫[カミカワタカオ]
1950年北海道生まれ。横浜国立大学経済学部教授、同大学院国際社会科学研究科教授(兼務)。専門は国際金融論、金融論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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