内容説明
初歩的な数学の知識でも内容が理解できるように、可能な限り数値例を入れてリスクの基本を解説。金融工学やファイナンスを学ぶ前の入門書としても活用できる。4部28章構成で、各章末には練習問題、巻末に解答を収録し、自身の理解度が確認できる。
目次
第1部 リスクの基礎(リスクとは何か;結果のバラツキとリスク;確率分布図を読み解く;リスクの実体とリスクの分類;リスクの軽量化と正規分布;リスクプレミアム;期待効用仮説)
第2部 リスクコストへの対応(リスクはコスト;リスクを軽減する方法(1)―μの世界
リスクを軽減する方法(2)―
σの世界
リスク軽減をはばむ要因
リスクへの対応手段(リスクマネジメント))
第3部 保険の価格と制度(リスクのプライシングと保険の需要;公正保険料;保険の契約;保険の法制度;保険商品と保険の分類)
第4部 保険の需要(個人の保険需要;企業の保険需要;リスクの保険可能性(1)―付加保険料
リスクの保険可能性(2)―逆選択
リスクの保険可能性(3)―モラルハザード
リスクの保険可能性(1)―保健課の迂生に対応する契約諸制度)
第5部 統合リスクマネジメント(企業形態と経済資本;保険の自由化と契約者保護―セーフティーネットとソルベンシー規制;株式会社のリスクマネジメント;保険とリスクに関する4つの研究領域)
著者等紹介
米山高生[ヨネヤマタカウ]
一橋大学大学院商学研究科教授。商学部で「リスクと保険」「保険システム論」、HMBAで「保険とリスク管理」「古典講読」、大学院で「保険契約特論」などを担当。当制審議会保険法部会審議委員、総務省独立行政法人評価委員会審議委員、文科省教科用図書選定審議会委員(商業科教科書)。金融庁「ソルベンシーマージンの算出等に関する懇談会」座長、同「保険の基本問題に関するWG」委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
数学徒
逢空れい