出版社内容情報
私たちの生活や社会経済活動の土台として大きな役割を果たす交通には、様々な課題がある。これらの課題に対応するためにどのような政策が必要か?事例を交えながらやさしく解説する。
内容説明
交通政策って何だろう?経済学の視点から交通政策を考えるための専門的知識をわかりやすく解説!
目次
交通問題と交通政策
交通サービスの需要
交通サービスの供給費用
交通サービスの市場―市場の意味、役割、問題点
交通政策の主体
交通政策の手段
交通市場における規制および規制緩和
交通分野での価格政策のあり方
規制緩和の事例
交通分野における外部効果―環境問題
交通社会資本整備のあり方
政策評価の手法
まちづくりと交通計画
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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他の交通政策の本を読んだことはないので、比べられないが、1/2くらいは交通資本整備などを「なぜ市場に任せられないか?(市場の失敗)」を経済学的に簡潔に説明する内容になっている。あと半分は、どのような政策があるか。流れ。規制緩和の流れがまとまっていたのが個人的に参考になった。なんで政策って立案する際ではなく立案後に効果のプレチェックをするのだろうか。また、政策は議会で通す必要があるが、議員でもわかるような説明にしようとすると、必然、あまり専門的な説得が出来ず、アカデミアの現実への応用が大変そうだなと思った。2024/06/14