出版社内容情報
経済活動と国際貿易により生み出される付加価値と貿易利益の大きさの現実と理想の「峻別の理論」を考察し、「反自由貿易の根拠」・「反グローバリズムの理論的根拠」を模索・検討する。
目次
第1章 大航海時代と国際貿易
第2章 比較優位の理論と絶対優位の理論
第3章 多数財モデル比較生産費説―「絶対優位の理論」と「比較優位の理論」の混乱
第4章 絶対優位の理論と貿易利益―貿易資本の利益率
第5章 国際貿易と資本移動―貿易資本の移動と貿易利益
第6章 国際貿易論と資本移動―技術進歩と貿易構造
第7章 国際資本移動と経済成長―二期間モデルによる資本輸出国と資本輸入国の考察
第8章 自由貿易論と資源移動―自由貿易論の限界と生産要素移動の矛盾
第9章 貧困の悪循環と自由貿易―国際経済学の課題と展望
第10章 反自由貿易論者ケインズ―自由貿易と貿易理論
著者等紹介
大矢野栄次[オオヤノエイジ]
1950年生まれ。1974年中央大学経済学部卒業。1982年東京大学大学院経済学研究科修了。現在、久留米大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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