出版社内容情報
国際貿易の政策的問題と国際通商関係の基本枠組を提示。さらに、貿易政策や企業の直接投資によるグローバルな展開が国際通商関係にどのように影響を及ぼして変化するかについて検討。
内容説明
本書は、国際貿易と直接投資、およびその国家間の相互関係を政策的視点より研究するものだが、経済・貿易を外交対象とする経済外交論でもある。さらに、問題を経済面に限定しないで、経済に与える政治的影響や政治と経済の相互関係を研究する政治経済的アプローチもとっている。
目次
第1部 国際貿易(国際貿易の政策アプローチ―序論;日米貿易摩擦の政策的対応;WTOと日米通商交渉;中国のWTO加盟と米中通商関係;北米自由貿易協定(NAFTA)の成立とその影響)
第2部 直接投資(わが国の直接投資と発展途上国―対東アジア製造業投資を中心にして;対米直接投資と摩擦―1980年代後半を中心にして;米国中西部の日系企業の立ち上がり時期とその後―インディアナ州の日系企業を訪ねて)