出版社内容情報
労働者たちが海外へ出稼ぎにいく背景や、そのことによって起こっている問題について、アメリカ、旧西ドイツ、中東、東南アジア、日本を中心に多角的視点から考察する。
目次
第１部 実態分析（現代の国際労働移動―実態・特徴・分析視角；ヨーロッパの苦悩、移民の苦悩―旧西ドイツのガスト・アルバイター；移民の国アメリカ―産業再編成と移民労働；「石油の富」と移民労働―中東産油国への労働力移動；農村から都市へ・都市から外国へ―アジアの開発と労働力移動）
第２部 理論的諸問題（労働市場とジョブ構造―移民労働者位置づけのための基礎理論；移民と女性労働；生産様式の接合と労働力移動―低賃金労働力の再生産メカニズム；労働力の移動と資本の移動）
第３部 日本における外国人労働者（日本資本主義と在日朝鮮人―「単一民族神話」と差別；日本における外国人労働者―最近の実態と問題）
